ドラム打ち込み研究:ドラムセットの基本と各部名称、役割

今回からバンドアレンジ物を作る時の初心者殺し、ドラムの打ち込みについて解説していきたいと思います。

初回は基本セットのパーツごとの大体の役割と、基本からちょい足しする場合のパーツの解説をしていきます。

このブログではドラマー以外の方にドラムについて学んで制作に役立てて欲しいというのと、僕自身が軽くドラムは練習したものの挫折した人なので、様々なプレイヤーのフレーズを分析し、仮設を立て理論的に把握していく事を主軸としながら、実際のプレイから逸脱しないよう大学の後輩ドラマーの協力も得ながら書いております。

なので、ドラマー特有の癖だったり、手順の部分、後は人が叩いているように聴こえるように打ち込む方法も解説していこうと思っております!

ドラマーの方で読まれる方は手癖に頼らないプレイがしたい時とか…見て貰えると役に立つかもしれないですね。

では今回はドラムセットの解説行っていきたいと思います。

ドラムのバーツの名前


偏見満載だけど大体こんな感じです。オレンジが必須シンバル。黄色が少し色気を出してドラマーが買っちゃうよくあるオプションです。

今回は大分癖のある紹介の仕方をします。

基本の三点

ドラマーが極限まで軽いセットで出撃せねばならない時以下の三点を持って出撃します。

バスドラ

ドス、とかドンとかボーンって一番下で鳴ってるやつですね。一番音が近いのはフロアタム。スネアと合わせて超基本に感じられるリズムを作り出します。ドラムの心臓。

こんな風にミュートだったり、後はビーター、口径、素材によって色々差はありますがこんな感じの音です。音楽の最低辺を支えているパーツですね。(ベースかバスドラかどちらか)

スネア

スネアとバスドラで基本的なリズム、(ドン、タン、ドドタンみたいに感じられるやつ)
派手さを出す為に他の太鼓と違って裏側にスナッピーでいうじゃらじゃらが付いています。勿論スナッピーは着脱可能です。これまたドラムの心臓??肺ぐらいですかね。
もう太鼓全般ですけど、これまた素材によって音の傾向があったりしますね。ここら辺はサウンドメイクの話の時にしましょう。

ハイハット

サステインをフットペダルで任意のタイミングで長くしたり、短くしたり出来るシンバルです。二枚重なってるからアタック音が強く出る感じですね。こいつは上記の二者の上に乗っかってリズム理論でさんざん唱えたイーブンを感じられるように一定のリズムを刻む(まない事も多々ある)為に使われます。



あ~音が気持ちええんじゃあ~~。叩く場所によっても音が違いますね。

基本の三点とは、ドラマーに対してもよく言われる事ですが…この三点で基本の表現が出来ないとどれだけここから点数を増やしても無駄、ともいえる基本の三点です。

なぜならここから増やしていくパーツはあくまでもこの三点の一部分を強調させたりバリエーションを増やした物であるからです。

それでは死ぬほど3点で叩きまくってる動画を見てみましょう。


一応シンバル二枚とフロアタムは置いてありますけどね。このキットがこの次に紹介するスタジオにある基本セットの説明の順序の基本になっていたりします。死ぬほど3点で遊びますよねこの人。普段はシンバル沢山ゆらゆらしてフロアタムも二つとかあるのに。


逆に言うとダイナミクスだったり、奏法の変化によって他のパーツの機能を補える可能性は大いにあります。

ミキシングでもこの三点を真っ先にフェーダー調整に向かいますしね。それぐらいこの基本の三点という物は大事なんだという事を覚えておいてください。

スタジオにある基本セット

フロアタム

個人的に上の二つのタムよりも大事なのはフロアタム。金物以外でイーブンを刻みたい時はこいつをドコドコします。あと全部バスドラムをべた踏みすると味気ない時にフロアを混ぜたりします。

あと8小節毎に大体フィルが入るのですが、終わりをコイツにしておくとそのまま次の小節頭のバスドラに綺麗に接続するのかな、と。

つまり上の太鼓とバスドラムの接着剤だと考えて貰えば運用しやすいかと思います。

クラッシュシンバル(×2)

たっまーーにクラッシュ一発しか揃えてない安スタジオありますよね。つぶれてま(自主規制)。

基本ハイハットでイーブンを刻んでリズムを作りだしていくわけですが、4小節に一回とか、8小節に一回とか区切りがあると人間はなぜか気持ちいいと感じるらしいです。

なんででしょうね、わかりません。区切りを強調するには普段よりデカい音が必要なわけで…煩い音がします。

左はうるさくて右はもっとうるさい、そう考えて貰えれば大体大丈夫です。大体16インチと18インチ、人によってはthin clashとMedium thinのように厚さで変える人も居ますね。

あと表面の処理などによって音の明るさが変わったり、高低が変わったり。後は穴あきシンバルといってサステインを殺すタイプのクラッシュも存在します。

またクラッシュを複数毎重ねている方はサステイン絶対殺すマン、であるのと同時にアタックの幅が広がるので(ハイハットのクローズと似たような事)特徴的なプレイをされる方は重ねクラッシュなんて事をしたりもします。

人によっては右クラッシュをガンガン叩きますし、曲で数回叩くだけの人もいます。人それぞれ。

ハイタムとロータム

ここ二つは色々と呼び方があるっぽいです。スネアの代わりに叩きたい時に叩きます。何が違うってスナッピーが無い事。なのでスネアより基本的に音の派手さが無いのでアクセント遊び要員と言っても良いでしょう。

で、タムを沢山叩く感じのアレンジにするとタムが一発だと単調になってしまうのでハイタムロータムは揃えている、という認識で良いかと。プロでもワンタムの方非常に多いですしね。

あとはフィルとして上から下にとにかく流して叩くと気持ちが良いので二個あると良かったり、キャノンタムを足したり…8つとか…それはやり過ぎですけど。



ここら辺は楽器とユニゾンっぽい事をやりたい時に基本タムを叩くのでタムが増えると言った認識です。

ライドシンバル

リズムを刻みたいのでハッキリとしたアタック感が欲しい…だけどサステインも欲しい。そんなあなたにはライドシンバルを…。カップと呼ばれる上の部分を叩いてチンチンと音を出すのでシンバル全体としてはあまり音量を出しません。
これのサビとか諸にそうですね。チンチチンチンって唐突にイキるの僕は好き。

勿論クラッシュと同じような叩き方をするとアホみたいな音量が出ます。だってクラッシュより大体大きいんだもの。

あると便利な二枚

チャイナシンバル

中国4千年の歴史の音が…しませんw。でも割とサウンドキャラクターは他のシンバルよりチャイナっぽいんじゃないでしょうか。特徴としては凄くアタックに癖があるのと、爆音なのと、ややサステインが抑え気味なのと…ぐらいでしょうか。

メタルコアのブレイクダウンのイーブン刻みに良く使われるのは無駄にずっとシャーンと鳴ってないからだと思います。ただ音が急激に落ちるだけでサステイン自体はそこそこあると思います。


この曲の二分30分にあるピー以降とか、あとイントロはハイハットとチャイナで4カウント刻んでいます。やっぱりずっとチャイナ鳴らしてるとうっさいですね…笑。

これも後輩曰く曲で一回使うか使わないかの人と、ガシガシ使う人と分かれるみたいですね。

スプラッシュ

スプラッシュをど真ん中に置いたのは某ジャイアンを見過ぎた弊害ですね…ハイハットの軸に取り付けたりする人が多いようです。8インチと小さく、カショーン!ややもするとマヌケに聴こえる音を出します。

使い方が下手くそで音の中二埋もれてる事が多く扱いが難しいですね。(スプラッシュ単体にマイクを立てる訳にもいかずREC的にも結構難しい)

この曲のイントロのシンバルはスプラッシュですね。また、2分10秒辺りでははフィルの二拍目にスプラッシュを置いて、その後フィルを始めることによってすっと目立たせてる非常に上手い使い方をしているドラマーです。
こんな感じ。マイキーでもよかった(あいつイーブン刻むのにもスプラッシュ使うから)んですけどひたすらラウド貼るのも芸が無いなぁと思いまして笑

生音とREC音の違い

簡単に押さえておきたいのが、バンド経験者ですね。スタジオで聞く音とレコーディングの音が全然ちゃうやないかい!と、思った事がありますか?特にメタル関係はバスドラはサンプルをペタペタ、トリガーをガシガシ使って生音ゼロ、なんてことすらあります。

しかしながら最先端の流れとしてはデジタル技術が発展してきた中、生のレコーディングに拘る、だったりソフトウェアでなくハードウェアを使う、だったりそういう流れになってきているのでは無いでしょうか。

実際にドラム音源を扱う時には、ドラムそのものがどのように録音されて、だとかどのようにチューニングやセッティングをされて、という事を知った上でエディットすると見違えるほど良い音の鳴る音源…まぁBFDなんですけども笑

逆にAD2とか、SSD3とかは出来上がった音がサンプラーのように配置されるので雑ーにエディットしても結構平気だったりします。

何が言いたいかというと、現在バンドの音の中で最高にいじくられて整形モンスターみたいになっている楽器は間違いなくドラムです。(ピッチ修正を食らっているボーカルは除く)

なので、処理によってはシンバルの美味しい中域がごっそり削られ過ぎていてクラッシュだろうがチャイナだろうが同じ音の感じにしてしまっている音源が…特に日本の録音は多いように感じます。

ドラムの研究をするならば

ドラムの研究をするならば、海外のドラムメーカー主催ののPlaythrough(ドラムファーストな音作りがされている事が多い)動画か、逆に日本で生音でガツっと録ってくれているものを参考にするとどのパーツは基本どんな音がするのかという事がよく分かるので良いのではないかなと思います。僕はMEINEL(シンバルメーカー)とVicfirth(スティックメーカー)のチャンネル登録をして研究しています。

ドラム分からない…と言いながらもなんとなーく言葉で(ドンタカタカドドシャーンみたいな)言い表せられる部分ってあると思うんですよ。それと実際のパーツとの脳内一致ですね、これを目指して研究すると発展させやすいかと思います。

その為には譜面と動画を睨めっこして、ある程度自分で打ち込んでみて…の繰り返しですね。10曲もやれば相当マスター出来るのでは無いでしょうか。

その後このBlogやドラマーの話を聞いてリズムアイデアだったり表現の幅だったりを増やしていければ良いのかなと。

最初はこのフレーズドラマー叩けるのかな??とか全く考えなくて良いと思います。

奴らはキッチリ楽譜に書いても崩してくる民族です(偏見)

昨今ドラマーのスキルが全体的に爆上がりしていると話題ですが、理由としては動画の普及、そしてリズムマシ―ンの普及によるグルーブ研究の発達、最後はギタリストやベーシストの書く滅茶苦茶なドラムを頑張ってドラマーが叩く(主に踏む)からだと言われています(爆笑)

逆に絶対こんなの叩けないって言われるような物は(物理的に無理等)そもそも必要の無いパーツなどを入れ込んでしまっている事が多く、アレンジメントとして失敗している事が多いのかなと。幻のハイハット(という話題がある)などはまた話が変わってきますが…

次回は…どうしましょう、予定では楽譜の読み方と、後はドラムアレンジに必須のドラム奏法あたりですかね…。なるべく分かりやすい順番で展開していきたいと思います。

ドラムの勉強と合わせてリズムシリーズの方もどうぞ!

コメント

人気の投稿