Kemperをベーシストとしてレビューする

まず動画を見て欲しい、僕の演奏。


アンペグの柔らかい音がする!!サムベースから!!
これKemper標準RigのAmpegプロファイルを軽く弄った物。エフェクト無し。DAW側で軽く音量を揃える為にWavesのC1をレシオ4:1ぐらいで差してます。

9割方素材の音です

はい、という事で今回はベーシスト目線でKemperの解説を行っていきたいと思います。
すっと良い音でベースを録音出来ますよ。

全般的なKemperの解説はこちらで過去記事であります

LINE録りで音作りしてIRファイル選びに四苦八苦している方、Kemper使いましょう。それでは幾つかの項目に分けて解説の方を。

アンプ


本来僕はギタリストかベーシストかと言われるとベーシストを名乗っており、アンプヘッドの実機も所有していました。
何が言いたいかと言うと

ベースのトーンコントロールには割とうるさい

まず初期搭載アンプについて

  • Ampegヘッド及び8*10キャビネット
  • DarkglassB7kとB7k搭載キャビシミュ
  • Aguler Tone hammer
  • Tech 21 BASSDRIVER
  • Tech21 のVT系の何か
  • HIWATTと謎の二発キャビネット
  • オレンジ上下

がデフォルトで入っています。
多い??少ない??どちらでしょう笑

ハートキーあたりは入れても良かったかもしれませんね笑
何れにせよ公式Rigは名前をぼかしすぎでハッキリと品番が分からない&マイクもよく分からんと多重苦(これはギターも同じ)なので、自分で名前を書き直しましょう。

アンプEQの効きは良い物の、ミドルに2バンド無い事でやや不便さを感じます。
プレセンスはツイーターコントロールとして働いてくれますが、ベースアンプ的に3バンドEQです。何度も言いますが効きはめちゃ良い(特にBASS)のでしっかりLowの量感とかはついつい盛り過ぎちゃいます。

どうしてもピンポイントで美味しい所を突きたいならEQを別途さすべきでしょうね。(そしてそもそも好みのトーンで実機をプロファイルせいという笑)。B7KのRigは後段にEQを挿していたのでそうしろという事でしょう。

大事な事は、アンプヘッドを所有するベーシストが半分以上経験した事であろうAmpegが苦手でHARTKEじゃないと困る。また逆の問題も然りで…所謂タッチのレスポンスの部分ですね。ここがしっかりコピー出来ているなぁと感じます。ギターの時にも散々語りましたが、アンプをそのままコピーしている、という台詞そのままにベーシストがギタリスト以上に抱えがちなレスポンスの問題は十二分に解決してるのでは無いかなと。

またギター編で、真空管でない部分のプロファイリングは変に真空管の感じが付与される、なんて話をしましたがTC electronicsのRH750というDクラスアンプをプロファイリングしましたが割とそのままコピー出来て…あとアギュラーもですね、プリアンプとして作動する系のエフェクターであれば割としっかり冷た目にもコピーしてくれるようです。

チューナー

G0までピタッと音程が合いました。俗に言うベースのドロップGですね。余裕。

ライブ

まずスタジオで使う事について…。これがギタリストより気を使わなくて大丈夫なんですよね。通常ノンパワードのアンプシミュレーターを使用する場合、アンプヘッドのリターンに挿してパワー部を借用、キャビネットを通してのモニタリングということになるのですが、ギターアンプのキャビネットはスピーカーとして非常に癖が強い!

ですが、ベーススピーカーは低音にしっかり対応したフルレンジスピーカーと考えればよい(公式にそう言ってた)との事なので、キャビシミュは切らずに接続する方が大体良い結果が得られます。Ampegの8×10とかで無い限り必要無いんじゃないですかね。
Ampegでもちゃんとツイーターの付いてるタイプで無ければなんとかなった気がします。

エフェクト

一応公式説明書にも、ベース用に開発したエフェクトが数多くあります。とドヤ顔で言ってます。言ってますが必要最低限のあまり個性を出す必要の無い部分、ここは本当に充実していますが、ペダルの代表するようなトーン例えばタッチワウだったりファズオートワウだったりODB-3の歪みだったり。そういうのは無いです。

なのでライブベーシストであればLINE6のHXEFFECTとの併用も視野に入って来るかもしれませんね。

ただ出来の良いエフェクトは素晴らしく良くて、特にオクターバー系、ハーモナイザー系は異常に出来がよろしい。マルチのピッチシフターはデジテック以外ゴ○ミでしたが完璧ですね。間奏でつい遊んでしまったぐらいにお気に入りです。

あとコーラスも全ての機種にクロスオーバー機能が付いているので余裕で使えます。設計思想として、ベースギター問わず使えるようにする、という強い意思を感じます。

ファズは割と良いですかね、あとTube screamer。アンプ側でLowを上げてしまうと割とクリアに持ち上がってしまうのですごく原音がミックスされているように感じます。音作りの際はそこには少し気をつけた方が良いですね。

今後のアップデートに期待したい所です。

その他

デュアルアンプは出来ませんが、その代わりドライ音とアンプ音で二つシグナルフローを作る機能があります。歪みをペダルプリのプロファイルで作りこんでドライ音をEQやコンプでやや色付けする、といった使い方が出来ます。

またリグ管理でJust Bassというタグがあるのでギターのリグ邪魔って時の整理も可能です。

まとめ

結局Kemperはアンプのコピー機なのでエフェクト拘りたければ外部で…みたいな話になるんですけども。音色よりレスポンスや弾き心地が重視されがちなベースでもしっかりコピー出来ているように感じます。ただ何でも出来るベースシステム、的な運用をするならHELIXの方に軍配が上がる気がします(HELIXは少し触っただけの印象ですが)。ただベースをKemperにプラグインして、軽く調整するだけですぐに良い音、使える音になるというのは本当に素晴らしい。

プリプロをする際も今まででイメージに最短でフォーカス出来るような印象があります。制作をしていて気になった点はアンプEQの効きが良すぎてレベル管理がややシビアに感じる事ですかね。設計としてしっかりギターの事もベースの事も考えられているように感じました。

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