GT-1レビュー ~簡単な使い方と作り込めるセッティング~


どうも、今日はギタリストなTaktです。
極度の機材直列接続アレルギーにより、ギターシステムは最終的にKemper一台に落ち着いた僕ですが、今までGT10→Eleven Rackと副業の割に大きなシステムを購入しており、ベーシストとしてはアンプヘッドも一時期所持するまでになりました。今回GT10のエンジンが遂にやっと刷新されてGT1000が出るという事で…ここで改めて初心者でも手が出る2万円という価格で出されたGT1を解説してみたいと思います。
ソフトウェアやDAW上での音作りはこちらで解説しております。基本的にやってる事や本記事のルーティングと意図は変わりません。それではいきましょう。

Spec


公式見れば分かる事ではあるんですけど…、モノラルInのステレオアウトです。ミニジャックのヘッドフォン端子とAUXINがあります、これは自宅練習用ですね。外部にコントロールを増やせるように端子が一つ。以上です。

あと電源スイッチが排されてジャックをインプットに挿した時に電源が入るようになってます。これは立ち上がり早いにしてもどうかと思います…

ほんとうにこれはGTシリーズか???


簡単な操作

とりあえず操作。Roland、BOSS数多のクソUIに慣れ親しんできた私なら余裕ですよ。と鼻息荒くして臨みました。結論まぁまぁ簡単です。


画面遷移はノブでするんですけど、ノブに割り振られている機能が液晶下部に出る形です。
EXITとENTERで階層をもぐる。パッチエディットモードに入るにはMEMORYエディットを押して同様の操作をします。OD/DSだったり各エフェクトスイッチはダイレクトにオンオフになっていて直接設定画面に行きたければ長押し。ですね
詳細設定画面になると(ENTERでそれ以上進まない階層)ENTERでTAB送り。パラメータをノブで設定してEXIT。する形です。10分ちょっと慣れれば大丈夫です。

弄る前にすること

まずMENUからOUTPUTSELECTでLINEとヘッドホンにする。次にU01等の適当なパッチに行きます。MEMORY EDITでパッチのルーティングを出現。GT1は他のマルチ比べてやや自由度が窮屈に感じる個数(正直もう一つはパラEQのスロットが欲しい)ですね。

ということで通常の歪みの作りこみには以下のルーティングをお勧めします。

NS-FX1-PDL-OD-PrA-FV-FX2-DLY-REV

FX1にはEQもしくはTONE MODIFY。FX2にはParaEQかGEQを選択しておきましょう。

そしてREVとPra(プリアンプとキャビ設定の項目)以外は全てオフにします。
オフにするには光っているボタンを全て一度押してライトが消えている状態にすればオッケーです。長押しで直接そのエフェクトの設定にもぐりこめます。

ワウはPDLで専用に枠が割り振られています。またPrAを使用するのにエフェクトの制限がかからないのがG3nとの違いでG3nは7つのスロット中アンプを使うとスロットを3つ使うという設計になっていてアンプモデリングを使うと本当に最低限しかエフェクトが使えない、という事になります。代わりにモデリングを使わないのであればG3nでコンパクト感覚で使用するというのは1つ手としてあるのかなぁと。


初心者には厄介だったマイクシミュレーションの部分は削除されている(恐らく57系のモデリングでマイク位置固定でキャビシミュから出力されている)ので、最初にやるべきことはパッチレベルを聴きやすいレベルに落とす事と、快適にセッティングするためのリバーブ設定(デフォルトだと近すぎる)をして耳の疲れ、音の張り付きを軽減してやります。Room ReverveでELEVELを70程大きめにとって、TIMEを0.7s程度の短め、やや距離をかんじるかな、ぐらいのtime設定をし最終的に40ぐらいまで落とせばまぁまぁ良い感じになりました。ヘッドホンだともう少し長めのリバーブが必要かもしれません。

アンプエディット

色々アンプを上記のセッティングで試して、使いたいアンプが決まったら、ゲインとトーンである程度目指すサウンドを目指していきます。ゲイン設定の目安としては、どの程度のコードを綺麗に聞かせたいか、あとどの程度の歪み感が欲しいか。そして歪み感はやや物足りない程度にして後でOD/DSで上乗せしましょう。大体その方が上手くいきます。その後Fx2で邪魔に感じる部分を削って行くといった感じですね。なのでトーン自体はやや飽和気味でも大丈夫かなと。

今回キャビシミュも弱体化していて、通常ORIGNというパラメータで選択したプリアンプに適応したキャビネットが選択されます。例えばMarshallなら4×10のGreenBackでMesaなら一発キャビが…って感じなんですけど、確かにORIGN以外にキャビの項目として

OFF スピーカー・シミュレーターがオフにな
ります。
ORIGIN(ORIGINAL) PREAMP TYPEで選んだアンプに搭載
されているスピーカーです。
1x8" 8インチ・スピーカー1個の後面開放方
式の小型スピーカー・キャビネットです。
1x10" 10インチ・スピーカー1個の後面開放方
式の小型スピーカー・キャビネットです。
1x12" 12インチ・スピーカー1個の後面開放方
式の小型スピーカー・キャビネットです。
2x12"
12インチ・スピーカー2個の後面開放
方式の一般的なスピーカー・キャビネッ
トです。
4x10" 10インチ・スピーカー4個の密閉方式の
大型スピーカー・キャビネットです。
4x12" 12インチ・スピーカー4個の密閉方式の
大型スピーカー・キャビネットです。
8x12" 4X12"の2段積みです。(出典RolandGT1 パラメータガイド)
とあるんですけど、ORIGNと同じ鳴り方をするキャビネットがこの選択肢の中に無いんですよね。ということは、極端な話MESAのヘッドにORAGE、みたいな事は出来ないってことになります。ただ勿論ややミッドにこもりがちなヘッドをややドンシャリに持って行く為に4発キャビを選択する事で、そのようなサウンドにはなります。

あとGT10時代から大きく変わってる点として、 Preamp LEVELの可変域の違いですね。本物のアンプと同じように大きくアンプ側で音量を上げると太めの音がするのはGT10であったのですがGT1では50以上に上げるとドンドン低域から潰れて良くない飽和感が出てきます。録音して外にデータを出すと顕著です。説明書でもここだけ唯一上げ過ぎないようにしてくださいと書かれています。恐らく内部回路、もしくはデジタル的な性能の限界なのかが判断できませんが…bit数少ないのかな、変に上げない方が良いです。クリーンなら結構ゴツい音になって破綻しないんですけどね。それでも100とか(0~127)にはちょっと出来そうに無かったです。恐らく設計上に何か問題があったのでしょう。


PREAMP TYPE 一覧はBOSSのパラメータガイドに行けば今までの不親切さが嘘のように何をモデリングしているかがハッキリ分かる書き方をしてくれています。
BOSSオリジナルが8個、JC、Fender四種、Matchless D/C-30の左スピーカー、恐らくMESAのMk2を2ch、レクチを2ch、ケトナーTriampのLEAD、ソルダーノ、5150、ボグナー、あとオレンジ。ここら辺の歪みの質はどれも大きな破綻無く使えるなぁといった印象、GT10時代はどう頑張ってもドンシャリにしかならなしレクチファイアーって感じだったんですけども、そこも修正されています。BOSSオリジナルのアンプモデルが意外に洗練されていて、改造マーシャル系もそちらに追いやられています。JCM800あたりは名前で残しておいてくれても良かったのかなぁといった所。

アンプ自体のトーンはちゃんと効きます。ただ急激に落ち込む部分もあるので雑にツマミを回すとアレってなったりします。これはいつものこと。

エフェクト部分

OD/DSはむしろ豊富さを増しより洗練された…と言いたい所なのですがTSの出来が余りよくない…上下バッサリ切れすぎ。歪みとして単体で使う分には良いけどもブースターとしては微妙かなぁと。ブルドラとかは流石の出来ですね。エフェクトらしいややレンジの狭くなった歪み方をしてくれます。

だがEQてめぇは許さねぇぞ。GEQもバンドが減ってるし中途半端な帯域に居るし、これならEleven Rackの6バンドGEQの方がマシだこのやろーー。パラEQもなんで4バンドでHiとLowの周波数帯変えられないんや!!っとぶちぎれていましたが、実際GT10と比べるとガチガチに整形しないと使い物にならない、というアンプモデルが少ないせいか実はそこまでPostEQの出番はありませんでした。相変わらずギターシミュレーターの出来は素晴らしいですね。

コーラス等のモジュレーション系、DELAY、Reverveは普通に使える物が載っています。パラメータも必要最小限といった感じ。KemperやKRONOSの標準Reverveになれてるともっとハイエンドが出てもいいかなぁと思ったり、思わなかったり。

まとめ

入門ギターシステムとしては最適…いや充分ですよね。シングルコイルしか持ってない時にメタルに目覚めてしまったらハムギター化してハイゲインアンプに突っ込めば良いので…。ただパライコの仕様だけはぶっちゃけいただけない…もうちょい頑張ってくれ。

個人的にレスポンスの面は非常に改善されていて弾いててストレスもあまり感じ無いし良いかと思います。録音になると一発で良い音が出るかと言われると…やや怖い部分も感じますね。特にKemper使った後だと笑


ルーティングのおすすめを書いたのはギターをトータルシステムとしてサウンドデザインするとなった時に接続順に無駄に悩まなくて済むからです。役割を先にスロットに割り振ってしまってON OFFしてエディットするだけで目的するサウンドに近づけると思います。
どうしてもPostEQに二つFXを使いたくなったらその時初めてFX1をアンプ後段に移せばいいのかなぁと思います。

あとさんざんEQをディスってますが大体の歪みにBottomとToneがついてて、ここである程度管理しろよって事なのかなぁとか。それでもMesaBoogie Mark2的なPostでガッツリ加工するタイプの音作りは厳しいですけどね…

トータルとしてサウンドクオリティや作りこみのしやすさ、そして驚きの軽さ。そういう面で2万円出して買う価値はあるなと感じた一品でした。

それではーまた!











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