楽器 is 筋肉!理論編:ギターフォーム改善講師ぽぽたんを迎えて筋肉対談

楽器演奏において必要な事、テクニックを付ける為に必要な事

勿論練習は大事なんですけど

フォームが大事、脱力が大事、所謂基礎の部分ですね。ちまたでは色んな事が言われていますが、楽器演奏を上手くなるにはどうしたら良いのか、これはプレイヤーにとっての永遠の課題であります。

僕自身幼少期から習慣でピアノを弾いていた為、一年程離れた事で様々な演奏バランスを崩してしまった経験があります。

勿論練習は必要不可欠だし、音楽的センスも大から少なかれ関係してきます。


しかし今回は演奏動作そのもの、そしてフォーム、つまりは楽器演奏の全ての基礎における筋肉の役割について徹底して考えた男、ぽぽたん氏を招いて五年に渡る我々の議論の結実を…したいと思います(社会性フィルターをかけて標準語でお届けします)
実践編はこちら


身体を動かすのは筋肉だ

Takt : はい久しぶり
PoPo: 全然久しぶりでもないけどな

Takt : 今回は長年僕が神経に着目しろと主張してきたのを、鞍替えするきっかけになった君の筋肉に対しての話をまとめたいんだけど、そもそも筋肉だ!ってなったのってどういうきっかけなの?
PoPo: Hidenori氏の割りと有名なこの動画。ここから色々考えるようになって、考えも似て行った感じ。

Takt : その後Hidenori氏に継続して習うようになってよりロジカルに音楽を捉えるようになったよね

楽器演奏の基礎はニュートラルポジション

Takt : 楽器演奏のステップを極限まで簡略化すると何かしらのニュートラルなポジションがあって、そこから音を出す動作をして、そしてその動作からニュートラルなポジションに戻すという三段階に分けられると思うんだよね。
PoPo: そうそう、俺のレッスンで基礎が出来てない人だと座り方から指導することにしている

Takt : なるほど立ち姿ではなく?
PoPo: 結局技術を磨くのって座って弾くときでしょ。クラギの人も座って足置きまで使ってる。

Takt : 確かに
PoPo: Taktのフォームだともう少しギターをやや指板が見えるように上向きに、体をやや倒してギターと足と体の間に三角系を作るイメージ、しっかりギターを体で挟みこめると良いよね。

Takt : 自分が動作している瞬間って案外見れているつもりで見れて無いよね。例えば野球のバッティングでもすぐにフォロースルーの方に目がいっちゃう。結果的に球が来るまえに目を離してるから当たらないってやつ。

PoPo: そうそう。なおかつしっかり見ると後で話す意識する事がよりやりやすくなるなるし、あとそもそも見ないと自分のフォームがどうなってるかも分からない。自分は更に見やすくするためにPCディスプレイの上に鏡を設置してる。

Takt : そこまでしてるの?笑でも野球でも鏡の前で素振りの話って聞くよね、松井が全裸でやってたとか笑

ニュートラルポジションを作る上で大事な事

Takt : ニュートラルポジションを作る上で着目してる点は何?
PoPo: その状態で無理な力がなるべく入らないフォーム、あとは演奏に必要な稼働域の確保だよね

Takt : 力がなるべく入らないって表現が肝だよね、完全に脱力するなら仰向けに寝ないといけない笑
PoPo: そうそうただ楽器演奏で一番大事な指先に関しては一番力の抜けた状態を薦めてる
俗に言われてるたまごを握るフォームだったり、赤ちゃんの手って言われるやつだよね

Takt : ギターだと左手がこれにあたるかな?
PoPo: そうそう右手もミュートの関係もあるけど、指も使うなら比較的近い形になるはず

Takt : ピアノなら両手共に必須で最初に徹底的に教えられる形だね、僕もベースも2フィンガーなら基本このフォームで教えてる
PoPo: 基本的に脱力というのは要らない力を抜く、という表現が正しいんだけど、瞬発的な素早い動きをするにはなるべく力が抜けていて欲しいよね。

鍛えたい筋肉は姿勢維持の筋肉だ!

Takt : ふむ…そろそろ筋肉の話しないと読者さんに怒られるんじゃない?笑結局脱力の話になってる
PoPo: いやぁ…まぁじゃあ1つテストしてみよう。なんでニュートラルの話をやたらしてるかと言うといかにニュートラルを維持するか、アンダーコントロールな状態にするのかって話が主題なんだけど。

Takt : ほうほう
PoPo: 先に動かす部分に関してテストしてみよう。さっきの卵を握る手、もとい猫の手状態のまま力を入れて固めてみて欲しい。

Takt : なるほど(やってみるTakt)
PoPo:で片方の手で指を押したりしても維持出来るかどうか、多くの人は小指とか駄目だと思うんだけど…


Takt: 小指アアーー
PoPo: これが結局指を動かしたり、ポジション移動したときに起きるブレ、を抑えてくれる筋肉な訳。分かりやすい部位だと手の手刀部分とか親指の付け根とか。

Takt: これ俺似たような事ピアノの先生に言われたことがあるよ。手のひら見たら最近練習してるかどうか分かるって。
PoPo: へー

Takt : ギターやベースではあまり親指の制御ってそれほど無いけどピアノだとガンガン強打するわけよ。だから人によっては手羽先みたいに膨らんでる。
PoPo: 手羽先w

Takt : でここが筋肥大したからといって滑らかさ的なパフォーマンスが落ちるわけでもなく、ピアノからフォルテまで幅広く出るようになるんだよなぁ。
PoPo: どうしてもスポーツのウェイトトレの功罪的なイメージもあって楽器で筋トレというと拒否反応示す人も多いんだけど、筋肉が付く= 何度も神経刺激を送る事なんだよね

Takt : 神経刺激を送れば送るほどミエリンは太くなって云々…神経伝達がより正確に出来るようになるわな(神経生物学履修した顔)
PoPo: 勿論練習すりゃ多少は必要な筋肉もつくんだけど、練習の効率を上げるためにフォーム作りとか固めはした方が良いし、そこをグッと引き上げるには筋トレが良いなと思う。
正直音楽的なセンス無いなと思う俺でもグッと良くなったし。

Takt : 上手くなったよねぇ。勿論その筋トレはしっかり対象を意識した物が良いんだよね?
PoPo: 勿論。その方が無駄な筋肉をつけないで済むし、筋トレ的にも効率が良くなるのは有名。

上腕三頭筋,体幹

Popo: はいじゃあここで質問です。

Takt : おっ講師っぽくなってきた。
Popo: 足元がグラつく船の上と、しっかりした椅子に座って弾くの、どっちが弾きやすい。

Takt : そらもうアレよ、椅子よ
Popo: でしょ?つまりは支えの話をしたいと思うんだけど。ギターやベースで言うと上腕三頭筋、ドラムで言うと体幹の筋肉をまずは鍛えて欲しい、というか意識して欲しい。

Takt : なるほど、左手なんかは肘の出し方で指板の上下左右動くわけだけど、作業用のアームの様に上腕三頭筋が支えになるって訳ね。ところで上腕三頭筋ってどこよ
Popo: お前知っとるやろ、二の腕の外側や。

Takt : 所謂二の腕ってやつよね。これに関する面白い話があって、ピアノでもどうやらここの筋肉を使ってるらしいんだけど。
Popo: ほうほう

Takt : 女流ピアニストが鍛錬すればするほどここに筋肉がついていくんだけど、皮としては加齢で垂れていくから、太ってなくても年を取ると二の腕がプルンプルンして肩だしドレスがキツクなってくって話。
Popo: おっぱいぷるn!!(自重)

Takt : ところでここの意識ってどうしたらいいのよ。
Popo: シンプルに細かい作業、例えば針に糸を通すような動作を架空でもいいからやってみて、その状態で片方の腕を触ると力入ってるよ。

Takt : 確かに~
Popo: あと出来る人ならジョンペトとかジェイソンリチャードソンのやってる痙攣ピッキングも上腕三頭筋に力を入れてゴリってる良い例。


Takt : 確かにビタっと固まってるね。ドラマーでも上手い人背筋ピーンだよね。
Popo: そうそうよくとにかく柔らかくとか言われるけど、支える所はしっかり固めておかないと精密な動作は中々出来ないよね。



Takt : これは完全な個人的な意見だけど二の腕あたりから腕全体を中から透視するイメージだわ。
Popo: いやそれは全く分からないけどそう言う人もいるな笑

Takt : でここを意識して弾けば良いって事やんね?
Popo: 意識…ではなくてここに力を思いっきり入れて弾く

自転車に初めて乗れた時の事、思い出せますか

Takt : ガリガリに力入れて弾くって事?
Popo:そう、何もちゃんとフォームの出来てない時から変に力抜くんじゃなくて、必要な筋肉をしっかり意識して力を入れて弾く。

Takt:いずれにせよまずは力を入れる所からだと。
Popo: そう。しっかり姿勢維持の筋肉をつけないまま脱力とか言ってても慣性に任せたあやふやな動きしか一生出来るようにならない。それに一度も力を入れた事が無い場所に正確に力を入れるのも無理。

Takt:そこで自転車の話になるんだね?
PoPo: みなさん自転車が乗れるようになるまでにどんな行程を経ましたか?って話。いきなり乗れた人、天才。でも大半の人は補助輪つけてたでしょ?それに補助輪外してすぐってガッチガチに力んでぶるぶる横に震えてたでしょ?アレって力が制御出来てなくて乗れって無いって事でしょ。

Takt: 筋肉に置き換えると、指などでの補助が補助輪になって、ぶるぶるしてたのが指のバタツキとか小指が跳ねたりという所に対応するんだ?
Popo: その通り。だからより精密に動かしたいと思う指や部分があるならしっかり力を込めて、そしてしっかりその狙った軌跡をブレなく移動出来るようになろうね。その為には力が必要だねと。

Takt: そして力を産み出すのが筋肉だと
PoPo:その通りでございます。



まとめ

今回はPoPotan氏と筋肉を中心にした楽器演奏の考え方について対談しました。
精密な動きをするための土台作り、そしてより精密に動かす為の姿勢維持の筋肉、そしてその筋肉を鍛える為にまずは脱力ではなくしっかり力を筋肉に力を入れて鍛える事の大事さが伝わればと思います。

次回は具体的なトレーニングの仕方について語っていきたいと思います。
ぽぽたん氏のギターレッスン詳細はこちら↓


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