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今回レビューさせて頂くのはこちら
BOSS ボス ギターアンプ KATANA-HEAD [Guitar Amplifier]+ 純正フットコントローラーGA-FCセット
BOSSから技アンプの技術を継承した刀アンプシリーズから、KATANA-HEAD。
今回こちらは自宅練習用のアンプの最高峰、という切り口でレビューの方させて頂きたいと思います。
今回何故KATANA-HEADだったのかと言うと、ギターのサウンドメイクの方法論に色々と悩んでいた所、大学の先輩から諸々機材を触らせて頂く機会がありまして、その中の1つにこのKATANA Headがありました。
コンパクトな筐体、スピーカー内臓。多数のエフェクトを搭載というややもすると1台完結型のシステムにも見える本機。そして四万円という価格。
そこから読み解けて来たのは
これは日本の住環境に合わせた、BOSSなりの自宅練習用アンプの新解答である。
と確信しました。その後Bluetooth搭載機種が出た事によってより確信が強くなりました。
デジタルだと見過ごされてしまいかねない微かなミスピッキングも再生するレスポンス、そして低音量での圧倒的再現性。
ヘッドホンで練習するのはもう嫌だ!やはり定期的にスタジオに入らなければ!といった方には最適なアンプとなっております。
それではレビューの方に行きましょう。
これ結構小さいんですよ。キャリーバックにポイっとしたら持ってこれるサイズ感。重さはそこそこありますけどね笑。8㎏ちょっとかな、カートを使えば全然問題ないレベル。
このアンプヘッド全面にスピーカーが一発搭載されていて、これが練習用アンプとしての肝ですね。
上面のツマミには5モードの歪みモデルとゲインボリューム。4トーンコントロール(プレセンスのみマスターの近くに)
そして三系統のエフェクト操作子、上部のボタンで三種類のエフェクト切り替え。
例えばBOOSTER/MODツマミであれば、左半分がBoosterゲインの調整、右半分がMODに振り分けたエフェクトの
最終ブロックにTONESETTINGという名のパッチの切り替え、最後段のマスターボリューム。後はパワーコントロールですね。このパワーコントロールは前面のスピーカーの音量にも効いてきます。スピーカーアウトほどの差はありませんが…
背面に移りましょう。
エフェクトのセンドリターン。LINE OUT(モノラル)、PHONES/REC OUT(ステレオのキャビシミュ有り)。後は携帯プレイヤーなどが挿せるAux in。100Wでキャビネットをドライブ出来るスピーカーアウト。残りはコントロール系ですね、MIDIinとフットコントロールとEXPペダル、後はエディット用のUSB端子。
サウンドの作りこみ自体はUSB経由でエディットする方が良いかと思うのですが、今回歪みそのものに関しては物凄くよい!!とまではならなかったのでそこの部分は割愛させて頂きます。
BOSS ボス ギターアンプ KATANA-HEAD [Guitar Amplifier]+ 純正フットコントローラーGA-FCセット
BOSSから技アンプの技術を継承した刀アンプシリーズから、KATANA-HEAD。
今回こちらは自宅練習用のアンプの最高峰、という切り口でレビューの方させて頂きたいと思います。
今回何故KATANA-HEADだったのかと言うと、ギターのサウンドメイクの方法論に色々と悩んでいた所、大学の先輩から諸々機材を触らせて頂く機会がありまして、その中の1つにこのKATANA Headがありました。
コンパクトな筐体、スピーカー内臓。多数のエフェクトを搭載というややもすると1台完結型のシステムにも見える本機。そして四万円という価格。
そこから読み解けて来たのは
これは日本の住環境に合わせた、BOSSなりの自宅練習用アンプの新解答である。
と確信しました。その後Bluetooth搭載機種が出た事によってより確信が強くなりました。
デジタルだと見過ごされてしまいかねない微かなミスピッキングも再生するレスポンス、そして低音量での圧倒的再現性。
ヘッドホンで練習するのはもう嫌だ!やはり定期的にスタジオに入らなければ!といった方には最適なアンプとなっております。
それではレビューの方に行きましょう。
概観
このアンプヘッド全面にスピーカーが一発搭載されていて、これが練習用アンプとしての肝ですね。
上面のツマミには5モードの歪みモデルとゲインボリューム。4トーンコントロール(プレセンスのみマスターの近くに)
そして三系統のエフェクト操作子、上部のボタンで三種類のエフェクト切り替え。
例えばBOOSTER/MODツマミであれば、左半分がBoosterゲインの調整、右半分がMODに振り分けたエフェクトの
最終ブロックにTONESETTINGという名のパッチの切り替え、最後段のマスターボリューム。後はパワーコントロールですね。このパワーコントロールは前面のスピーカーの音量にも効いてきます。スピーカーアウトほどの差はありませんが…
背面に移りましょう。
エフェクトのセンドリターン。LINE OUT(モノラル)、PHONES/REC OUT(ステレオのキャビシミュ有り)。後は携帯プレイヤーなどが挿せるAux in。100Wでキャビネットをドライブ出来るスピーカーアウト。残りはコントロール系ですね、MIDIinとフットコントロールとEXPペダル、後はエディット用のUSB端子。
サウンドの作りこみ自体はUSB経由でエディットする方が良いかと思うのですが、今回歪みそのものに関しては物凄くよい!!とまではならなかったのでそこの部分は割愛させて頂きます。
サウンド
クリーンはこざっぱりとした薄味のクリーン。クランチはいつものBOSSのクランチって感じですね。LEADはメイン歪みとして使うにはいまいちと言った感じで結局メインはBROWNサウンドになるかなーと言った所。
サウンドリファレンスはこの動画に譲りましょうか。
気持ちよく下の方が切れてくれるので本当にBROWNサウンドって感じ。WAZAアンプ自体がそっちの傾向なのでそうだなぁと言った所。
サウンド面で唯一本気で文句を付けるとしたら高域の音が硬い。4k~8k辺りにカッターナイフのようなエッジがあって非常に硬いですね。デジタル特有の中域の変なシコりというかアレな感じは全く無いのに、デジタル系アンプであまり聞いた事の無い硬さですね。
これはスピーカー駆動しようがRECOUT LINEOUTからモニタースピーカーで鳴らそうが、Reverbにまぶそうが消えませんでした。
なので使うキャビネットを選ぶ…事で多少は変化はするかもしれません。実際にコンボタイプを弾いた時はそんなに感じなかったですし…ただマーシャルキャビに入れる限りはまぁ変わらないかなぁと。歪み自体の特性ですかね。
USB経由のセッティングでキャビネットのレゾナンスも弄れるようなのでそこに期待という感じですね、結構大型アップデートする予定なようなので。
エフェクト
歪みエフェクトもオーバードライブ、ディストーション、ブルースドライバー、トレブルブースト、ミッドブーストと一通りは揃っている印象。
エフェクトのチェインに関してはこの動画が一番分かりやすいですかね…、標準的な三つのチェインから選べるといった所。アンプでこれだけ出来れば十分とも思うし、ギターシステム(GT1000とか)と比べるとやはり自由度は少ないと思わないでも無いですね。
歪み以外に関してはPCコントロールでチェインを組んだり、またDelayとFXがツマミ兼用になっている為かリバーブツマミがリバーブ+ディレイツマミに変更も出来るようです。
また使用出来るFXに関しては相当な数がバージョンアップによって使えるようですね、コーラスだったりトレモロだったり…恐らくGT系の物をのまま持ってきている(どうやらパッチに互換性が一部あるようでME80のブラッシュアップの説もあり)と思われます。(公式サイトを見るにGT1以上にはバリエーションだったり、EQのセッティング幅がある)
追記:現在合計58種類だそうです。
エフェクトに関しては本当にいつものBOSSの可もなく不可も無く…なんやかんや空間系は余裕で使い物になる感じです。でも後掛けの事とか、エディットの事とか考えるとレコーディングにガッツリ使うかと言われると…うーんって所ですよね。PODシリーズなり、もうワンランク上のHELIX LTなり、GT1000なりを買えばいいじゃんってなるんですよね。
あと普通にBIAS FX買うとかね。そもそも制作ガッツリやってる人がプリ部分がこの数で許せる訳が無いと。
大村シグなんか諸にピッキングの癖が出るし、ディマジオのハムバッカー載せたIbanezとかでも全然誤魔化せなかったですね。本当に丸裸にされてる感じ。
少し気合の入った人だとYAMAHA THR5/10ですね
ここら辺と比べて反応性は随一ですし、小さいマーシャル勢の大きな問題点として小音量になるとモコモコしたりペラペラになったり…あとTHRに関してはこれも結構良い製品で大学サークルで購入を検討したりもしたのですが結構誤魔化しが効いてしまうんですよね。
BOSS/KATANA-AIR Guitar Amplifier ワイヤレス・ギター・アンプ
歪み以外に関してはPCコントロールでチェインを組んだり、またDelayとFXがツマミ兼用になっている為かリバーブツマミがリバーブ+ディレイツマミに変更も出来るようです。
また使用出来るFXに関しては相当な数がバージョンアップによって使えるようですね、コーラスだったりトレモロだったり…恐らくGT系の物をのまま持ってきている(どうやらパッチに互換性が一部あるようでME80のブラッシュアップの説もあり)と思われます。(公式サイトを見るにGT1以上にはバリエーションだったり、EQのセッティング幅がある)
追記:現在合計58種類だそうです。
エフェクトに関しては本当にいつものBOSSの可もなく不可も無く…なんやかんや空間系は余裕で使い物になる感じです。でも後掛けの事とか、エディットの事とか考えるとレコーディングにガッツリ使うかと言われると…うーんって所ですよね。PODシリーズなり、もうワンランク上のHELIX LTなり、GT1000なりを買えばいいじゃんってなるんですよね。
あと普通にBIAS FX買うとかね。そもそも制作ガッツリやってる人がプリ部分がこの数で許せる訳が無いと。
じゃKATANA-HEADの何が推せるか
サウンド的には硬さ感じる。ほんでエフェクト自体もそこまで多くは無い、なんで絶賛寄りのレビュー書いてるんや!!ってなるじゃないですか。
圧倒的レスポンスですよ。しかも超低音量でのニュアンスの再現度。全く試奏してる時に粗が隠せなくて焦りましたね。もうシングルとか…
おっとこの方の登場はもう少し先の記事だ。
大村シグなんか諸にピッキングの癖が出るし、ディマジオのハムバッカー載せたIbanezとかでも全然誤魔化せなかったですね。本当に丸裸にされてる感じ。
サウンドの傾向的には本当に前面のスピーカーとRECOUTの音、殆ど相違無いレベルでした。おまけに0.5W駆動すると物凄く音が小さくなる。
本当にアンプの音の音量をそのまま落とした用な感じが前面のスピーカーからでます。むしろこのスピーカーこそこの製品の肝なのではと思ったりもしますね。
どうしても自宅練習用のアンプって例えば定番のマーシャル凄く小さいシリーズ
本当にアンプの音の音量をそのまま落とした用な感じが前面のスピーカーからでます。むしろこのスピーカーこそこの製品の肝なのではと思ったりもしますね。
どうしても自宅練習用のアンプって例えば定番のマーシャル凄く小さいシリーズ
少し気合の入った人だとYAMAHA THR5/10ですね
ここら辺と比べて反応性は随一ですし、小さいマーシャル勢の大きな問題点として小音量になるとモコモコしたりペラペラになったり…あとTHRに関してはこれも結構良い製品で大学サークルで購入を検討したりもしたのですが結構誤魔化しが効いてしまうんですよね。
結局どんな人におすすめなのか
2~3時間弾き倒して感じたのは、このアンプを使って練習すれば絶対に上手くなるな、と思った事。そして練習に最低限必要なエフェクトを揃えて練習出来る事。そして日本のマンションのような音量にとても気を使わなければいけない場所で、許される音量感で、ニュアンスの再現度がある程度担保されるのは今までに無かった製品だなぁと。
ぶっちゃけ本当に毎週スタジオに通っていて作曲もするけど俺は基本ギタリストだ!!っと言ってしまえる方は正直他の機材を買う事を優先した方が良いと思います。毎週実機弾く訳ですし。
デモ作成用のドラム音源とか、ライブ用のサウンド機材だったり。現場のアンプとエフェクトのセットでもっと良い音の出る機材は実際存在しますし…。そもそもお金貯めて理想のサウンドを出せるようなアンプやデジタルシステムを検討した方が良いと思います。
ただギタリストとして凄く練習はしてるんだけどあんまし自分のバンドで活動しないんだよね…みたいな人。つまり歪みのモデリングに滅茶苦茶気を使わなくて良い人。であればライブでの使用と自宅での使用、共に大いに満足出来るかと思います。練習で使ってるアンプでそのままライブが出来る訳ですしね。
あと既にライブ用セットが完全に完成している方も、追加で練習アンプ用のアンプを考えている方には是非お薦めしたいですね。大村孝佳さんが使用しているのもこの用途のような気がします。あの方はアンプの実機で練習する事に拘っている方なので。(しかしながら現在の若い人は実機を弾かなきゃいけないシチュエーションがどれだけあるんだろう…と呟いていた記憶があります)
エフェクトが載ってる利点も、ソロの時はやっぱりディレイとリバーブはかかってないといくら練習とは言え気分も載って来ませんよね。そんな時にスッとディレイとリバーブのかかり具合を一つのツマミでコントロールできるのは素晴らしいと思うんですよ。
練習の度に一々PC立ち上げてDAW開いてインサートしてとか…そんな時間があったら曲を作れって感じがしてきますしね。
沢山練習する為に大事なのは練習までのハードル(物的にも心的にも)を下げる事。これは間違いないです。そして楽器を触っていれば触っているほど楽しくなれば間違いなく上手くなれます。これは間違いないです。
で、たまにライブ誘われた時はこれ持って行ってソロ用とバッキング用と、クリーンアルペジオの音と呼び出して使う。非常に良いと思います。実際貸し出して下さった先輩もライブで使って十分なサウンドを出していましたし…。
ただ何度か言いますが高域にに独特の硬さはあります。貴重なFX枠を消費しますが後段で軽く4k~8k辺りを抑えてやると良いのでは無いでしょうか。
刀シリーズのBOSS的な意図…に関しては技アンプの技術を流用したいという思惑もあるのかもしれませんがこの製品が出た時に確信しました。
BOSS/KATANA-AIR Guitar Amplifier ワイヤレス・ギター・アンプ
これBulutoothワイヤレス標準搭載で4万円なんですよね。スペック的には今回紹介したKATANAHEADとほぼ同じ。ただしキャビネットをドライブ出来ない代わりに電池駆動可能でスピーカー自体に30Wの定格があるという所。
ほんでこんな感じにギターが弾けるんですよね
ほんでこんな感じにギターが弾けるんですよね
キッチンのシンクにポンでメタルが出来るぜ!!
Ola君いつもユーモアあって大好き。
BOSSもBOSSなりにギターの新しい楽しみ方、を模索するような製品開発を始めているように感じますよね。〇ibsonがコケたのは自業自得ですが()、実際に若年層のギター市場はしぼんでいる傾向にあるようですし。
これだけの音が電池で出るならバーベキューしてる時でも全然使えますしね。なんか弾いてよ!って言われて生音でぺちぺちする時代はもう終わるのかもしれませんね笑
結局KATANAHEADは自分のライフスタイルに上手い事組み込めるなと思ったら買う、というのが良いのかもしれません。通常はこういう機材が欲しいなぁと思ってそれに該当する物を買うじゃないですか。そうではなくこういう記事や動画を見て、これあったらいいなぁと思ったら買う、みたいな笑
その為の価格でもあるんじゃないかなぁと。
さて今回はKATANAHEADのレビューでございました。色々機材を触るのは勉強になりますね。今後何回かに分けて某村さんにまつわる機材についてレビューを書いて行きたいと思います。お楽しみに!
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