Vulfpeck:現代に蘇るミニマルファンクバンドとカッティングマンCory Wong

大分有名になってきましたね、Vulfpeck。所謂ファンクを現代のサウンドに更新してやっているバンド、Vulfpeckです。受けの良さとしてはCory Wongのストラトチャキチャキカッティングだと思うんですが。その他のバンド戦略にも様々な知略、エンタメ精神を感じるので紹介していきたいと思います。

ちなみに僕は凄く好きです。


Cory Wongという男


曲名にしてくれるとね、こちらとしても非常に紹介しやすい訳です。ナイルロジャース的な1~3弦でチャキチャキ鳴らすというよりかは6~5弦でプリプリっと鳴らし続ける。上に居る時は隙間を使ったプレイの方が多い印象。この曲でいうと中盤が単音巻き弦カッティングですね。

フォームに関してはこの動画で語っています。

弦にあたるまでは思い切りSlapしていて、そのあと振り切るかどうかはフレージングやコンテクストによるという事。
ピックの向きはアタックを出すために逆アングル。

このインタビュー滅茶苦茶深い事言っているのでまた別記事で深く言及した方が良いかもですね。Cory Wongだけで話終わっちゃう笑

現代でやるFunkサウンド

実は様々な工夫が楽曲になされています。まずFunkの癖にやたらとキメが多い。そして曲展開が豊富、で基本のビートに戻ってくる。Funk最大の難関って曲自体が覚えられにくい所にあると思うんですよね。それを見事に解消している曲作りが非常に面白い。
で、見て頂きたいのがちょっと有名なこの動画。

ベースライン歌われる曲ってここ最近無かったですね。しかもただのルート8分から歌わせるしFunkなウニョウニョベースも歌わせるっていう…すごいですよね。プログレで変拍子の手拍子やらせる並に難易度高いですよこれ。

また特徴と言えるのがキックもスネアも凄くタイトで割と低めの重心。ほんとにストリートっぽいキットで取ってるかは分からないですけどね。これで上に大分スペースが出来て、それでもドラムとベースだけで物足りなくならないバランス具合。

これによって自由に上物の楽器が出入りできるようになるんですね。シンセ二台とギター二本とかザラですし、featアーティストも毎回多い。



ドラムがネイトスミスでMark Lettieriがバリトンギターとかズルいでしょう…。
こうして上物に余裕を作る事で自由に出入りが出来る、つまり現代のダンスミュージックのトラックの出し入れに近い事をやっているんですね。

MV戦略

MV戦略がまたズルいというかなんというか…明確に70s辺りを狙って粗い映像にしたり、昔のフォントを使ったりしているんだけどその混ぜ方が非常にズルい。なんていうかズルい。

サムネイルで笑わせに来てるでしょこんなん笑
あとバンドのチャンネルとして必ずサウンドロゴを入れている事。これもちょっと珍しい。楽器メーカーだと見る事たまにありますけどね。



うん…絶対おかしいよこのセンス。そうあと同じネタでゴリ押しする時はサクっと終わらせちゃう所もセンス良いですよね。3分以下の曲とか、これも現代でFunkをやる、ただのリバイバルで終わらない意思がみえますね。

あっそうそう公式HPもふざけてますよ

まとめ



色んな記事で謎のFunkバンド扱いされてるんですけど…いや謎が多いですわ。
そもそも正規メンバーが誰なのっていう。WikiだとCory wongはアソシエイトミュージシャンになってるんですよね。でも正規メンバー扱いのドラムのTheo Katzmanは叩いたり叩いてなかったりなんですよね。

1つ疑ってるのはLAにいるプロデューサー、コンポーザー連中が悪ふざけしまくって曲出してんじゃないかって事ですね。

なんでチャキチャキカッティング見に来たのにギターおらんやんけ!みたいな事もあるので何個かMV漁ると良いんじゃないでしょうか。

あと珍しく年一ペースでアルバムも出しているので是非。




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