Softube Tape テープエミュレーションプラグインレビュー

今回はSoftubeから出ているTape、という名前そのままのテープエミュレーションのレビューです。

テープエミュレーションはサチュレーションの一種として、最近ではDTM一般層にもある程度浸透してきた所もあるかと思いますが、僕は主にドラムのキックやスネア、ギターのBusなどに使っています。

テープエミュレーションはサチュレーションは勿論コンプレッション効果だったり純粋にテープの質感が欲しかったり…と様々な使い方があります。その為製品によってどこを目指しているのか、であったり設定がシビアな物も多く存在します。

そういった所も見ながら今回SoftubeのTapeをレビューして行こうと思います。

概観


最近のテープはどれもこれも見た目が凝ってますねぇ!凄く綺麗にクルクル回ります。

10年前のグラボだとUIが表示されませんでした!

さてそんな事は置いておいて機能の紹介です。
まずは左側からVUメーター。インプットレベルと歪み量(THD)の両方を見るメーターです。VUメーターらしく結構遅めの反応です。
AMOUNTでゲイン量を調節。TYPEでテープタイプを選びます。パツっと全帯域サチュレーションされるのはB。Cはややスカっとします。マスターにかけるならAかBかなぁとも思います。個人的に好きなのはBです。

後はテープスピード。他のテープシミュでもスタンダードなのは15と30になります。早い回転であるほど音がバシっとしますが、程よい重心の落ち方をするのは15(inch/sec)かなぁという所。



右側を押すとUtility…的な物が出てきます。DRYWETの調整ツマミ。SPEED STABILITYは緩くすると音が揺れていきます。コーラスっぽい効果が出たりもします。限界まで小さくするとふにゃんふにゃんします。
後はハイのトリムと、クロストークという左右のテープの干渉を再現させるツマミ…これはミドルに音が集まってくるらしい…体感としては上が切れていくなぁという感じです。

ハイのトリムは天井をコントロールする感じです。トレブルの抜けにはならないかなぁという感じです。

RUNとSTOPはテープが走るのと止まる効果が得られます…まぁ使わないかな

操作感

割と色々とついている割に凄く使いやすく、分かりやすいプラグインです。
AMOUNTをガッツリかけながら、インプットで突っ込んで歪み量を決めていくのが基本的な使い方。TYPEでキャラクターを決めたら、残りのツマミで調整をしておくという感じです。

単体のトラックにガッツリかけるのであればインプット弄るのは個人的には必須かなぁという印象がしました。

サウンドの特徴

サウンド的には音の密度が上がる感じです。Kramer master tapeなどは音が緩くなる印象が強いのですが、これならば打楽器の音に使えるかなぁという感じです。
上の方までバキっとでるのはSlate digitalのVTMの方が出ますが、しっかりと重心を落としてくれるのはこっちの方かなと思います。

スネアの重心の落ちた太い音とかはこれを使うと出ますね。割と何でもかけてしまいそうなのである程度自重しないとなぁと思います。

まとめ

個人的に今回はPeripheryのNollyの影響でTapeエミュレーションに拘ってサチュレーターを探しましたが、別にTubeだろうチャンスとのインプットであろうが理想の歪み感が得られれば何でも良い訳で、エンジニアの方でもテープを使う方使わない方結構別れる印象があります。

テープエミュレーションプラグインはハイエンドの折り返し処理に各社技術開発をかけている…との事でどのベンダーでもそこそこのお値段がします…。まぁその中では結構良い線言ってるんじゃないかなぁと思います。自分としては凄い満足です。

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