GetGood Drums Modern&Massive レビュー~自由度高めなメタル用ドラム音源~

こんにちは。今回はメタル用ドラムとして注目を集めてきている、GetGood DrumsからModern&Massiveをレビューしたいと思います。

GetGood DrumsことGGDはDjentのトップバンドであるPeripheryの元ベーシストにしてエンジニアであるAdam Nolly Getgoodが立ち上げたブランドであり、Kontaktベースのメタル、Djent向けのドラム音源を中心に開発しているブランドです。

この界隈に居たら少なからず耳にするブランドではあるのでは無いでしょうか。

今回はDjentのみならず、ロック系ドラムとしても使えるModern&Massiveのレビューを行っていきたいと思います。




使用にはKontakt Playerが必要



凄くサッパリとしたインターフェースにまとめられています。動作にはKontakt Playerが必須です。有料版ではなくて良いのが嬉しいですね。(ただしリリース時最新のKontaktバージョンが必要なので、注意。)

通常のドラム音源と違い、Kontaktベースなので細かいアウトプット等はGGD側ではなくKontakt側でしっかりとルーティングしてやる必要があります。この点はやや上級者向けかなといった所。


キックスネアを中心にこのジャンル向けに豊富なキット数

通常価格99$と安い為キットが単一ではないか、と思うかもしれませんがModern Metal向けという括りで豊富なドラムキットが用意されています。特にバスドラムとスネアは色々とオプションがあります。
キックは
24x16” Q Drum Co. Stainless Steel 
26x14” Yamaha Recording Custom 
22x16” Pearl Masters Birch 
24x16” Tama Starclassic Bubinga 
24x14” Guru Origin Walnut 
22x14” Guru Tour Padauk

と6種類、胴の深さから口径の大小まで取り揃えてあります。
スネアは
14x7” Q Drum Co. Plate Aluminium 
14x8” Yamaha Recording Custom 
14x8” Pearl Vinnie Paul 
14x7” Guru Tour Padauk 
14x7” Guru Tour Zebrawood 
14x6.5” Gretsch Bell Brass 
14x6.5” Gretsch Bell Brass (High Tuned) 
14x6.5” Ludwig Supraphonic C-O-B 
14x6.5” VK Drums Copper

この9種類、そもそものセレクトが金属性のパカーンと鳴るタイプ、あとはパドゥーク等の硬めの木材、ヴィニーポールモデルなどロックメタル寄りのセレクトですが、そっちのサウンドを目指す上で色々と取り揃えてくれている形です。

ラックタム、フロアタム1もキックと同じ数を揃えてくれていますが、フロア2に関してはQDrumとYamahaしかありません。何故だろう…。実際にデフォルトで使うのはQ Drumなので問題は無いのですが。

シンバルに関してはMEINELの各シンバルが取り揃えられていますね。
ハットが14インチと15インチ。スプラッシュはこれだけ。クラッシュ二種類ずつ。基本的には困らない量のMEINELが搭載されています。MEINELはメタルでもフュージョンでも使える音なのでMEINELの音が嫌いで無ければ問題ないはず。

音は作ってある物の仕上がってない為自由度が大きい

基本的にしっかりとロック、メタル寄りの収録をしてくれていて、プリアンプ等録りの段階である程度処理はしているんだなと感じる音ではあります。プリプロの段階であれば許せるかなぁと思う完成度ではあります。

ただ、このドラム音源を鳴らしてそのまま作品完成、という訳には行かないのがこのドラムの難しい所でもあります。なぜかというとエフェクトが基本的には搭載されていない為プリセットという物が存在しません。


内部ミキサーはこのような形になっており、各マイクの音量の設定、ミュートソロパン、位相反転、あとはどのマイクにどれだけ送るのかといった設定になっています。

右下にあるTURBOというツマミがあり、これを回すと強い音になります笑
プリプロの時などはキックが物足りない時にこれを回しておいてテンションを上げながら制作するというのも十分ありかな、と思います。(勿論Mixingの際にも)

またReverbは自分で量を決められます。

ある程度方向性は決めてくれている物の、結構な余地を残してくれているのがこの音源の良い所でGGDシリーズの中でもある程度サウンドの方向が固まってるシリーズ、の中では一番自由度が高いと思われます。(初代Halpernシグネイチャーという本当に素の音が入ったパックがある為音作りの自由度は向こうに軍配が上がりますが、キット数、扱いやすさなどを考えた時完全に別物として考えた方が良い、と感じました。)

一番最初に買うドラム音源としてはお薦めできない


ドラムのミキシングがよく分からないのでそのままの音を使いたいなぁという事であれば、ちゃんとパッチが揃っているAD2やSD3、難しいと言われていますがBFD3等を買った方が良いのでは無いかなと感じます。

またルームマイク等のルーティングも自分で行わないといけないため、アンビエンスマイク??何それ?状態の人にはお薦め出来ず、またその仕組みを理解しやすいようなUIにもなっていない(ここら辺を求めるならBFD3が良いと思います)為、最初に手を出すのは少し憚られるなぁという印象です。

中級者以上のメタルコンポーザーならGGDの教材含めて勉強になる

ある程度ドラムの音作りも分かってきたなぁというユーザーにとってはGGDのModern&Massiveは非常にお薦め出来ます。
特にGGDがYoutubeで公開している無料のミキシングtipsが有用になるでしょう。かなり序盤の話から突っ込んだ話までまとめてくれているので非常にタメになります。


GGDというある程度限定された音の方向性の中で、様々な変化を体得していくのは非常に為になると思います。
Arch echoのAdam BentleyもTips動画を出していますね。


GGDの中でも汎用性は最強

GGDのドラムラインナップの中でもModern&Massiveは汎用性の面で一番おすすめと言えます。P4Signatureは案外素の音に聴こえますがどうやってもPeriphery4の音にしかならないし、INVASIONはデスメタルとかバキバキの音が欲しい人向けに限定される、初代のHalpern Signatureは取り回しに難があり過ぎるので中々手だしをお薦め出来ません。(自身があるならどうぞ)

GGDの中でまず1つ、というのであればModern&Massiveが正解だと思います。



まとめ:ロックメタル系の助っ人が欲しければこれ!!

この音源はPeripheryが好きでDjentが好きで、という人以外にもしっかり使えるドラム音源であるのが特徴です。キックもしっかりローエンドまで出ているし、ドカドカとなるタム、スパコーンと鳴らせるスネア、なんといっても上質なMEINELシンバル群が揃っているドラム音源は中々ありません。

一番最初の音源としてこれは中々薦め辛いですが100$で、頻繁に25%や30%のセールも行っている為非常にお薦めの音源です。

現在もホリデーセールと称して10$~のクーポンをくじ引きで配布している様です。
是非こちらからチェックしてみてください。



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