シンセの音作りの練習方法~浅倉大介氏に学ぶ音作りの極め方~

今回はシンセの音作りの極め方について書いて行こうと思います。

シンセで簡単にサウンドメイクは出来るよ~という状態の人が、シンセマスターだったりシンセのエディットを1つ自分の強みにしたいなと思う方向けの内容となっています。

色々話を聞いたり、自分の経験と照らし合わせた部分も多いのですが
シンセの道のプロを参考にさせて頂こうという事でこちらの動画を主に取り上げていきます。


松武さんが浅倉大介さんのスタジオにお邪魔している物ですね。(最初の10分はお二人がシンセでキャッキャとしてるだけです)ここで色んな極意を離してくれているので見て行きたいと思います。




シンセの説明書は最初から最後まで読め

シンセの説明書、どうしても分厚くて読む気にならなかったり、ある程度慣れてくると触ってるだけで大体の操作方法が分かってしまうので読まなかったりしまぜんか??

浅倉大介氏曰くシンセの説明書は最初から最後まで読め!との事でした。

これの理由としては特に海外のディベロッパーの説明書に多いのですが、その機種のクセだったり美味しい所、Tipsまで書いてある物も多くあるというのが一点。

もう一つは思わぬ機能などからインスピレーションが湧く事もあるから、という事。シーケンサーで敢えてプログラムした音をDAWに取り込んだりって事もあるらしいです。

で、大事なポイントとして最初から読んで、もう一度読んで、そして後ろから読み返す。
なぜかと言うと大事なポイントとか美味しい所は最後の方に書いてある事が多い。

全部を覚える必要は無くて、そうやって通して見る事でどこに何があるかを把握してインデックスだけは覚える感じという事。

説明書を書いていたりという事もあった浅倉氏ですが、シンセお化けに近い人達は何かしらメーカーで仕事をされていますよね。ジョーダンルーデス氏も30近くまでKORGとの仕事をやっていましたし…。

そう考えるとその楽器を深く知ってる人が解説している、説明書を読むというのはそのシンセを理解する為の近道かと思います。

プリセットからだけでなくイニシャルから音を作る

これはある程度慣れてきたらなるべくお勧めしたい方法ですね。イニシャル(初期状態)から作ると、何がどのように作用して音が成り立っているのか把握する事が出来ます。

この訓練は、後述する一音でどれだけ太い音が作れるか…という部分にも繋がっていきますし、どのモジュールがどのような働きをしているのかという把握にも繋がります。

しっかりとシンセの構造を把握する事、どこを変えたら何が変わるかという部分をしっかり分かるが作りたい音を最短で作れるようになる方法なので、イニシャルから積み上げて音を作るというのは両方を補えるという意味で効果的かと思います。

また、プリセットによって変に弄られている設定探して解除するよりも自分で一から作った方が早くなっていくのも事実です。

シンプルイズベスト 一音でどれだけ太い音が作れるか

レイヤリングだったり、エフェクトというのは音が劇的に変わったり、派手になったりしやすい面ではあるのですが、しっかり一音ずつ作って行くというのは大事な事です。

良い音に繋がるという面もありますが、安易にレイヤー、エフェクトに手を出さない事で1つ1つのパラメーター決めに力が入ってきます。

例えば太さを出したいという事であれば、フィルターのカット位置だったりPole値という部分だったりするでしょうし、派手さであればレゾナンスの値とか…。
あとはモジュレーション系に関しても根本からエゲつくかかるのはエフェクトの後掛けよりもLFOによるモジュレーションなので、エフェクトに頼らない音作りというのは1つ勉強に、そしてクオリティアップに繋がります。

収録されている全サンプルを聴く。

これはこの動画で紹介されていないTipsなんですが、以前ヤマハ関連の記事で紹介されていた浅倉さんが必ずやっている事らしいです。
鬼の浅倉チェックとも呼ばれているとか。

やる事というのは、収録されている波形全てと、PCM部分の素のサンプルを全て聞いて行くという事です。

結局の所イニシャルから、何と何を組み合わせてどう音を作って行くかという話になってくるので、それならば元々の素の音って全部聴いておかないと駄目だよね、という。

またシンセらしい音作りに関しては減算方式と言って音を彫刻の様に削り出していく行為に近いとも言えるでしょう。

彫り込む前の波形をしっかり聴いておくのは大事な事です。(ただ僕は全サンプル聴きこみはやってないので見習ってやりたいなと思います)



まとめ

結論そのシンセが搭載している物、シンセの構造を全て把握出来れば様々な可能性にアクセス出来るようになるし、自ずと目的とする音色にたどり着く時間も早くなっていくように感じます。

1つ言えるのは、まずはどれか1つのシンセに関して上記の事をやって、もう知らない事は無いぞと言える。ここまで追い込めれば他のシンセでもワンランク上の音作りが出来るようになるのではないでしょうか。

そして他のシンセを使っているうちに、また突き詰めたシンセの新たな可能性に気付く事になるように感じます。

逆にそうなる前に色んなシンセを増やしていくのは個人的にはあまりお薦め出来る物ではありません。(プリセットを使うだけなら大丈夫ですが)

シンセは一台一台に個性がある、これは事実ですが、大体の音は一台で作る事が出来る、というのもまた真です。是非一度シンセを隅から隅まで極めつくしてみては如何でしょうか。

それでは。

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