クリエイターとお金の話:支出編

今回はクリエイターが直面する”お金”の話。

それも支出の話です。なのでどうやってマネタイズするか~とかそんな話はありません。
とりあえず

実家が太いはチート

貧乏でも良い物は作れるとか、必要なのは親の理解だ、とかそんなのはどうでも良いんですよ。
たった今何か目指したいと思って、金銭的に頼れる親なら今すぐ頭下げに行って来い本当に。

少しだけ経験談


僕はクラシックピアノを高校生の時分までやっておりました。ヤ〇ハ音楽教室ですね。
僕には二個下の妹が居るのですが、地方のコンクールではそこそこ成績が残る程度の…まぁそれなりには弾けた兄弟でした。

さて、我が家にグランドピアノが導入されたのは小学校4年生の時です。それまではアップライトピアノ。クラシックピアノをそれなりに真面目にやるにあたってグランドピアノが無いというのは正直お話にならないと言って良いほどの物なのです。(ですので我が家もそれなりに恵まれているのだなぁと思いますし、凄く感謝してます。これは後述)

で、グランドピアノを探している時にですね。たまたま知り合いのお母さまに言われたのがこちら
「グランドピアノ探してらっしゃるんですって??兄弟二人いるとどうしても弾く時間が限られてしまうから二台目必要ですよね~~(無垢)」

は???こちとら一台買うだけで精一杯だしマンション住まいだから夜も八時までしか弾けませんよ???

(今や妹が渡仏したお陰で僕専属となった15年来の付き合いであるピアノ様)

兄弟二人で8時までって制限付くとですね、四時ぐらいに学校から帰るとお互い二時間ずつが精一杯なんですよ。向こうは弾き放題。ちなみにそのお母さまはお医者さまの奥様でした。

実家が太いと当たり前のレベルが違う

そう、常識が違うんです。無尽蔵に努力出来る環境だったり、生活の心配が無かったり、いついつまでに稼げるようにならないといけない…なんてプレッシャーが無かったりね。お金で解決することは山ほどあります。

それぐらい大事なんですね。あと実家が東京にあるとかね。ほんとにズルい。

じゃあ生まれの良さって今更変えれないしどうすんのって話なんですけど。

金の使い方ぐらい頭使いましょうねって話です。ここからが本題。

時間は金、金は時間

ぶっちゃけやりたい事がいまいち見つからない、決め兼ねている人。
例えば音楽には携わっていきたい…けどバンドをやるのか、エンジニアにも興味あるしどうすっかなぁと思っている学生。とりあえず貯金しとけ。2~300万あると強い。学生なら50万ぐらいでも何とかなるかも。

もし就職をするかバイトしながら音楽をするか、とか迷ったらしっかり休める企業に就職しましょう。

企業の金で行きたいライブに行って、買いたい機材を買う、最強です。企業に居ればお金も簡単に借りれるしね。数年居れば数年耐えられる貯金も出来る。最高ですね。

もしプロになるぞと、もしくは一旦極めるぞと、そういう決断をしたあなた。
今すぐプロ機材を買いましょう。

まずはセンスに直結する機材に投資をしろ


使いこなせる、こなせない、ではなく将来使いこなせないとお話になりません。

特にセンスに直結する部分、プレイヤーなら楽器、エンジニアならオーディオインターフェースとスピーカー(鳴らせないならヘッドホン)、作家ならKompleteとPCあたりですか??
(プロにならなかった時は売ればええか~と思い決意する前に買っておいたオーディオインターフェースとスピーカーのセット。占めて35万円)

あとはYoutuberならスペックの高いPCとカメラと編集ツール。

とりあえず30万から50万ぐらい使いましょう。プロの道具は使いこなすのに一年ぐらいかかります。早いうちに買って日々親しむのが大事。30万ちょっとなら36回ぐらいで割れば月々一万円もしませんから生活も圧迫しません。

これを買わない事によって、数年単位で時間が無駄になったり、妥協した機材を買った金が無駄になったり…と様々な弊害が出てきます。

何より一番大事なのは、機材でいい訳が出来ないので覚悟ができる…事ではなくて、自分のセンスや技術面が浮き彫りになる事が一番大事です。センスの無さに心から挫折して諦める事もあるかもしれません。それを教えてくれる機材はとても大切です。

ただ無駄にハイエンドな楽器(トップがバックアイバールだとか)とか、趣味に走るのは得策ではないのでそこの部分はしっかりと有識者や店員さんに相談しましょう。(Twitterにもプロはごろごろ紛れてます。臆せず聞いていきましょう。)

またプラグイン収集家になるのも良く無いです。プラグインのセール情報は非常に魅力的ですが、手持ちのプラグインで同様の事が出来るかどうか、またセール情報をチェックする時間自体も貴重な時間である事を自覚した方が良いでしょう。

ステップアップの為の二~三年は無理の無い生活プランを

機材が必要だからと言ってローンに生活を圧迫されてバイト三昧では意味がありません。
自分が一日に作業、練習出来る時間を見極めながら、バイトも選びましょう。

親に頼み込んでバイトをせずにやり過ごすのも一手です

世の中バイトをしないまま専業になって行く人もゴマンと居ますから、バイトに生活を浸食されながら生活するのは大きなハンディキャップを背負ってるという事を自覚しましょう。

バイトの選び方として、人脈が築ける場所(音楽制作会社やハコバン等々)だったり、高時給な場所(コールセンター等は座り仕事で時給1500を超えていたりします)だったり、給料はあまり高くなくても頭からっぽで出来る倉庫内軽作業など選び様は色々あります。

何故ニ~三年なのか。多くの先輩方や仕事で関係のある方に聞くことですが、しっかりやるぞと意気込んだら2~3年で物になる事が多い。逆にモノにならなかったり進捗が産めてる気がしないなら方向を修正するか、努力の仕方を見直した方が良いと話に聞きます。

ミックスを一から学んで二年でしっかり案件をこなしてらっしゃる方も知り合いにいらっしゃいますし、自分の腕である程度稼げるようになれば自然とキャッシュフローも改善されるはず…。

投資先は機材だけじゃない

投資先は機材だけではありません。インプット用の資料、レッスン、教則本などなど。あなたの修練をサポートする物は沢山あります。

DTMのレッスンとかもありますね。最近音楽関係のインプットに関してはYoutubeやサブスクがあるので大分楽ですが、それでも譜面やあとはステム等々参考資料とすると格段に楽になる教材は世の中に沢山転がっています。しっかりチェックしましょう。

貯金という名の切り札兼バリア

僕の場合殆ど貯金は無いんですけど(爆笑)。ある程度持っておきましょう。

切り札として使うには、例えばチャンスが舞い込んで来たが今の仕事は辞めなければいけない(海外へ行ったり、東京に出たり)とか、作品を完成させるのに二桁万円の機材を買わなければいけないとか。

あとは自分が手を出していないジャンルを急遽作れば金になる状況になった。とか。

こういう急な出費に対応出来ないのは結構弱点です。なぜかというと基本的にチャンスは唐突にやってくるし、自分がその席を埋めなかったら誰かが座るだけなので。

チャンスや伸びしろを見つけたら倍プッシュしていくのが芸事で食っていく為の基本戦略です。その為の金銭的な余裕は切り札になり得る訳です。

また貯金はバリアにもなり得ます。自分は音楽で食っていけるんだろうか、絵で食っていけるんだろうか…そういう不安に悩まされる危険は常にあります。そういった時に、これで半年は食っていける余裕はあるな、とか、三年は生きて行けるなとか、そういう余裕があると大分楽になる物です。

人間は金策をしている時はIQが露骨に低下するという研究もあります(要出典)。

持っておくに越した事は無いですね。ちなみに実家が太ければこれらは何の気無しに使えます。

まとめ

簡単にまとめると技術、時間、お金、のどれかがボトルネックになって、それぞれは可換なので上手い事回して行きましょうねーという所。

ただ世の中にはそういう縛りが無い連中が一定数居る事、そして自分も知らず知らずのうちに自らの行動を縛ってしまっている事に中々気づけないのがこの話の辛い所でもあります。

可視可されていない階層社会とでも言いましょうか。

あとお金じゃなくて、行動時間お化けとかも世の中存在しているので、普通の人間はどれだけ才能があったとしても上手く回して行かないと厳しい物です。(才能あって成功してる人はそもそもここ見て無いだろうしね)

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