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今回はミックス…の前にやるべきこと、レコーディングが終わって打ち込みも終わって、さあそのままミックス!してませんか??
ここにワンクッション置く事でミックスでのクリエイティビティーや気力をフルに使うことが可能です、また共作等でトラックを書き出して1つにまとめることもあるでしょう。ミックス前の整理について解説したいと思います。
ミックスの工程を分けること
昨今のDAW環境下において最大の特徴とされることは"トータルリコール"つまり全てをやり直せる事に着目されているでしょう。
アレンジ中にミックスをすることも出来るし、ミックス中にアレンジすることも出来るし…。
これは乱用してはいけません。間違うとミックス中に延々とシンセの音色をいじくり回してる可能性があるし、アレンジをしているのにミックスの事を考えるあまり作業テンポが落ちてアレンジが進まない、ならまだ良いのですがアレンジに対してのクリエイティビティが損なわれる事が最悪のパターンですよね。
なのでミックスの準備をしっかりとミックスの前に行う。そしてそれまでの工程はしっかり終わらせるのが大事です。
なのでミックスの準備をしっかりとミックスの前に行う。そしてそれまでの工程はしっかり終わらせるのが大事です。
まずは書き出し
インストゥルメントの類はまず全て書き出ししましょう。シンプルにマシンパワーがよりミックスのプロセッサーに割けるというのも一つ理由ですが、全てをオーディオファイルにする事でプロジェクト管理が楽になるというのも一つの理由です。
(Takt×Uruss-"Electrise"ではSerumを20個立ち上げたので当然の如く全部書き出しです。)
一瞬読み込みが遅れてプレイバックがおかしくなったり、挙句の果てには書き出し中に挙動がおかしくなったりするインストゥルメンツはごまんとありますので、とにかく書き出すように。(ドラム音源の内蔵ミキサーを使いたいという事であればまた話は変わって来ますがこれもこれであまりお薦めしません。)
もちろん元のプロジェクトを残しておけば最悪どうにもならなかった時は戻れるのが良いですが、ミックスの時点でここら辺が気になるという事は、そもそも音作りやパッチ選びに迷いがあるという事なので改めてミックス前にしっかり練りこむ事をお薦めします。
全てがどこにあるか分かるように並び替える
はい。これですね、昔から整理整頓が出来ない人居ると思うんです。その言い訳が、
「俺には何がどこにあるか分かってるから」
なんですけども、ミックス中というのはあれどこだっけなーと逡巡するだけでドンドン時間が過ぎて行きます。そして疲れる。
ロッカーや机の引き出しの片づけが出来ない僕でもプロジェクトの整理整頓はやります。
なのでやりましょう。
特に決められた法則等々は無いのですが。僕のEPの例で言うと
上から拍子、マーカー(後述)ドラムス(これはバウンスしてないですw)、Bass、メインとなる楽器とそのサポート、そしてバッキングの楽器という順になっています。
ボーカルが入る場合はこのギターの下にボーカル、コーラスと続きます。
色分け
色分けも大事ですね。これもCubaseだと赤系から青系に向かって進むので順に上から付けていきます。
これはどちらかというと、同種の物をパッと見分ける為に使うので、SFXが少ない場合はドラム下に置いて色を付けなかったり…します。
あと先の例でいくとMIDIをとってある部分はそのまま置いてあったりします…
Cubaseの場合だとフォルダトラックを作ってそこに色付けするとそのまま中のトラック全てに色が付くのでそれを利用しても良いかもしれませんね。
名前はちゃんと付ける
当たり前ですがトラックの名前もちゃんと付けましょう。特にパンを振ってダブリングしてる物はL、Rとしっかり書いておきましょう。
まとめ
ミックス中において最も萎える事、それは違うギターのパートのフェーダーを気づかず上げてしまっている事、間違ったパートにコンプをかけて弄ってしまっている事。
こういった事全てはとてつもなく萎える(大事なので何度でも言います)ので、どこに何があるか手に取るように分かるように整理する癖を付けましょう。
また他人から貰ったトラックに関してはどれが何の音になっているのか分からないので、まずトラックを理解する。その為に整理を一緒に行うぐらいの気持ちでいると良いかもしれません。
いずれにせよミックス作業中にどんな遅れや、迷いもなるべく起こさない事が上手く作業するコツです。この作業に関してはクリエイティブとは言えないので、可能であればミックスの前日に済ませておくと良いかと思います。
という事をChris lord argeも言っており…
という事をChris lord argeも言っており…
はい。本当にしっかりとミックスの準備をするのは並び替えや整理整頓…だけではありません。適切なオーディオ処理、コンピング等々…こういった事はまた解説出来ればと思います。それでは。
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