バケラッタ奏法:ドラムフィルを一味変えたいあなたに

今回はドラムのフィルを一味変える為の簡単な技を紹介したいと思います。
一聴派手に聴こえて、でも構造は非常に簡単という高コスパな技です。EPTrack3:Sentient Marsの中盤ドラムソロでも使用しています。
またドラマーも叩きやすいのでみんなが幸せになれる。バケラッタ奏法です。

バケラッタの譜例

まずは実際のプロドラマーの使用例から
42秒辺りからずっと続いているタム回しが変化する所に見て取れます。マイキー印と言われるフレーズの1つでしょう。

楽譜に表すとこうなります。
このパーツを組み込むことによって鮮やかなドラムフィルを演出しています。
これは元々16分が3つのフレーズに一打目と二打目の間にもう一音入れる事で成り立っています。

4分系だと16分音符に対して32分音符を挟む事になります。勿論3連系でも使用可能です。

どんな効果が得られるかというと、打数が増える事でスピード感が増す事。そして難しそうなフレーズになる事。この二点です。

そして三連に使う場合は妙に間抜けた感じになるのを避けられたりと使えると便利なフレーズです。

肝の部分としては3つずつでパーツ移動をしていくフレーズで使いやすい(3つ綴りの音符と認識されやすい)という部分でしょうか。

使用例と比較

実際に打ち込んで見た例を聴いてみましょう。
最初のフィルがバケラッタをしようした例、後のフィルがバケラッタを使わなかった例。

バケラッタを使った方がより締まった、ドラマーぽいフレーズになるのが分かるでしょうか。勿論バケラッタを入れたり抜いたりする事で緩急をつける事が可能です。

ドラマーから見たバケラッタ

ドラマーから見るとバケラッタを入れると、元の3連より叩き安くなるという思わぬ作用があります。

手順で示すとRLRで次Lで叩くのに右にタム移動するのが非常にしんどい、なので頭でRL R LでRで次のタムに移ろうという狙いです。

ドラマーが叩きやすい、叩きにくいに関しては打ち込みする人しては

知らんがな
と手順を考えずに打ち込んでしまうのですが、実際に叩いて貰うと(聴いて貰うだけで)あーバケラッタね、了解、とサクっとその通り叩いてくれるようです。(Takt調べ)

使用する際に注意したい部分

まず毎回バケラッタを使うとスゴクくどくなります。マイキーですらほどほどに使っているので、Pull me underのライブ盤を聴いてそれは超えないように笑
と言いながらSons of Apolloでは死ぬほど使ってますけど()


また4つ割りのリズムに対して、フレーズとしては3つ割りのリズムになるので、フレーズとしてどこにアクセントがあるのかを考えながら打ち込むとバンド全体でのアレンジにも使えたりします。

ドラマーさんは叩く時にどこが頭か、元々の4分のリズムを見失わない様に叩けば良いのかな??


まとめ

最初のうちはドラムフィルというとただ16分でタムを流すだけ、となりがちです。そこに3つ割りのリズムを取り入れたり、散々フィル前で煽って敢えて8分でスネアを思いっきり叩くとか…予想、予定調和をどう裏切るか、そしてどう収まるかに、フィル作りの肝を握られている様に思います。

例えば3回裏切ってバケラッタを使った後、4回目のフィルは普通に16分で流すとか、そういう抜き差しがリズムのアクセントになるように思います。

打ち込みドラムだとどうしても毎回凝った物を入れてしまいがちですが、抜く事も一つの技です。でも抜く為には凝ったり、詰め込んだフレーズをどこかで使わないといけない、そういうバランス感覚が身につけられるとアレンジが一段良くなると思います。

最初に述べたマイキー印についてですが…まだまだあります笑
いずれかの機会にまとめて紹介できたらと思います。どれも取り入れやすくカッコよい物ばかりです。叩いてみたで有名なフリーザックも


多分影響受けまくりでしょう。(違ってたらごめんなさい)
ドラマーの影響の伝染は割と分かりやすいのでそういう目でドラマーを見るのも面白いです。それでは。


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