Clean Banditを今更おすすめする:独特のサウンドメイクとシンセサウンドに迫る

私一時期狂ったように様々なジャンルを聴き漁っていた時期がありまして、そう丁度2013冬から2015年辺りですね。一日50曲以上はザッピングしてました。UKチャートにビルボードは勿論古今東西時代を問わず…結構苦痛に感じた時期もあったんですけども。

曲を作るなら色んな音楽を聴きなさい、とは元サックスプレイヤーで楽器メーカーに就職した父の言葉、売れてる物には売れている理由があるから自分の好みでない音楽も聴きなさいとは小学校時代の作曲の恩師の言葉です。

ここ二年ほどはやれDjentだメタルフュージョンだと偏った音楽ばかり聴いているなぁと思い、以前使用していたYoutubeアカウントのフェイバリットを開きこれはマズいなという気持ちと、懐かしさで死にそうになりながら一通り聞いた訳です。



その中の一曲が今やすっかり売れっ子のClean banditです。再生回数19億回。化け物ですね。一番のヒット。

Clean Banditの真の強みは何か

Clean Banditの強み、というか特色について語られる時は大体Epicではない小編成の弦楽器であったりピアノ、つまり生サウンドをメンバーが操れるという事がまず第一に上げられます。当時EDM全盛期に差し掛かる頃でしたので、まぁ物珍しさもあったのでしょうが。AviciiのWake me upが2013/07/29にアコギのストロークを基本としたトラックだったのでそこまで珍しいかと言われるとどうなんだと…

彼らの最大の武器は独特のマリンバにも近いオーガニックさすら感じさせるPluk系音色にあると僕は見ています。
彼らのデビューシングル Rather beが僕のプレイリストに入っていた曲です。


AメロBメロと主に乗っている音色が言及しているPluk音源です。これと親和性の高い落ち着いたキック。これとViolin、ピアノのミックス、そして全編日本撮りのPVでエキゾチック感を演出。凄いですね。

この曲でもガンガン使ってますね。


あとChorus、ドロップでこのPlukを惜しげもなく捨てる思い切りの良さも凄い所。
Plukのフィルターを開いてサイドチェインにしたりとかよくするのに…
ピアノ+クラシック系の上物(この曲ではフルートとバイオリン)を載せる事で展開を使っています。

このサウンドメイクの肝

今回は音楽紹介が肝なのであまりシンセのサウンドメイクに関しては深くは言及しませんが(というかこんな綺麗に作れなかった、ムカつく)

肝は機械的なベル音(FM等で結構露骨に)を作ってから24db辺りのエグ目のフィルターをかける、Subオシレーターで下に足す、あと余韻の調整を結構頑張ってベストなリリースポイント、アタックからの下がり具合を決める。軽くLFOで変調をかけて、あとはリバーブでリリース、質感の調整。あとアタック感を出すのに軽くアタックの時のみフィルターが開くように設定すると大体こんな感じの音になります。

もっとカツカツしたアタックを足すとEd Sheeranになりますね(多分これはアコギのボディオンサンプリングしてると思います)



しかしこの手の後追いのサウンドに対して追従を許さないのは恐らく、(本当に推測に過ぎないのですが)アナログシンセの使用で独特の質感を出している気がします。来日してた時もシンセ漁ってましたしね笑

なので音色のシンセバリエーションも本当に多彩。これに生楽器の対旋律もある、メロもキャッチーとくれば怖いもの無しですよね。


このシンセの音はReasonとかうちのKRONOSでも再現パッチがあります、がいまいち本家に迫り切れない所(僕も軽く奮闘しましたが一定以上詰めるのが無理ゲー)


まとめ

曲のキャッチーさとか、クオリティの高さは勿論アーティストの持つ圧倒的拘りポイント、エレクトロミュージックだと圧倒的に音作りになるんでしょうけど、そういう物を持っていると強いなと思ったアーティストです。全部音違いますよね。使いまわししがちだけどこういう拘りは隠し味として効いてくると思う次第です。

Clean Banditはボーカルを毎回Featで起用している事もあってそのチョイスも注目すべき点かもしれません。昨年サマーソニック出演をフライング告知してしまったザララーソンも起用しています。


PVみたく大編成のストリングスじゃないのに笑、ズルいですね魅せ方が。


コメント

人気の投稿