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先日Intervalsのアーロンマーシャルのクリニックを受ける機会がありました。
初っ端からメロディーを思い付くのはどんな時?という質問を隣の受講者さんがぶつけてくれたので、インスト楽曲における作曲、特にリードラインを作る時のアドバイスを求めた所非常に濃密な回答をしてくれました。(本当にありがとうアーロン)
この件に関しては自分でもメインテーマ以外をどう書くかについて非常に悩んでいた部分であったので、インストのメロディーライン方法についてアーロン氏のアドバイスを絡め自分なりにまとめておきたいと思います。
特に4弦9→(11)→9の様な瞬間移動のスライドなどに顕著に出ていますね。
鍵盤楽器も鍵盤によって音程が定められている楽器、だしギター以上に楽器の構造としては無個性と言っても良いかもしれないなぁと感じました。
本人は言及していませんがフレッテッドであるという事は音を連続的に取れない分、素早く正確に音程を取れる事も確かでそれはまた一つの強みにしていけば良いとも考えられます。
また逆にシンガーがフレッテッドに歌うアプローチ(オートチューンだったり、人力だったり)もしばしば散見されます。日本で有名所で言うと中田ヤスタカ手掛けるPerfumeなどはその点で一番有名な例と言えます。
つまり、その楽器を楽器たらしめている制約を乗り越えるようなアプローチは個性として消化していける部分なのでは無いでしょうか。
というコメントをしていました。体の軸に対して対象に使うのでは無く、右手の真ん中を軸にしてコードをプラッキングするイメージでしょうか。
またこの時の解説としてコードフォーム、そして弾く弦のパターンに関しては完全に一緒でギターは同じ型、パターンで色んな音程を出す事が可能です。
その点でラッキーなサウンド、アイデアが降ってきやすいという事にも言及していました。
クリニックにおいては3弦4弦の五度+レギュラーチューニングの開放1弦2弦をアルペジオにするというのを思いつきでやってくれました。
初っ端からメロディーを思い付くのはどんな時?という質問を隣の受講者さんがぶつけてくれたので、インスト楽曲における作曲、特にリードラインを作る時のアドバイスを求めた所非常に濃密な回答をしてくれました。(本当にありがとうアーロン)
この件に関しては自分でもメインテーマ以外をどう書くかについて非常に悩んでいた部分であったので、インストのメロディーライン方法についてアーロン氏のアドバイスを絡め自分なりにまとめておきたいと思います。
リードとする楽器以外からインスピレーションを得る事
今回はギターが主軸となるIntervalsの話を起点に。
ギターは制約を持った楽器だ。ギターのギターらしいフレーズからメロディという面であまりインスピレーションを受けない。~ギターらしいフレーズはともするとスポーツの様になってしまうので。
なので私がメロディを思いつくのはギター以外の楽器、歌…管楽器…ポップミュージックもそうだし…そういう所から得ている。インスト楽曲(特にギターインストと呼ばれる物)はひたすら自分の得意とするリックを繋ぎ合わせて大道芸的になってしまいがちなジャンルの1つです。ですが、Intervalsの特徴としては非常にメロディアスで、そして尚且つギターインストとしても成立している。という部分が大きな特徴としてあるかと思います。
彼が言うように歌からインスピレーションを受けるという事は非常に共感出来る事です。メロディというのは(一般的な音楽の解釈としては)歌われるように弾かれる物であります。メロディからインストに落とし込むというのは発想として割と考えられる事であります。
しかし
これ僕がやった所まるで機能しなかったんですよ。何かというとどうしても単調になってしまう。歌い手として作ったメロディをギターや鍵盤に落とし込むと非常に分かりやすくキャッチーだが捻りが無く、無味な(ちょっと言い過ぎだけど)物になってしまっていたんですよね。結果としてリックに頼るか…という心境でありました。
ギターの持つ制約とはフレッテッドであること
彼が多くインスピレーションを得ているという歌、や管楽器(Saxなどはキーですが吹きあがりなどがあります)は音程が連続して変わります。
歌だとしゃくりの部分であったり、音程変化も断続的では無く連続的な変化が可能になります。
つまり歌由来であるメロディそのものだけで無く、それに付随する表現をしっかり掴み取る事が良いインストメロディを書くコツです。
これは鳴っている音を割と拾えてしまう人に多い落とし穴であります。
アーロンのプレイを注意深く見ると非常に多くのスライド、ハンマリングプリング~所謂レガートフレーズを使いこなしている事が分かります。
シンガーはそう何本も弦が無いだろ?笑1つの線だ。だからこういうアプローチの時は1つの弦の上でプレイする様にしている。鍵盤楽器で同じようなアプローチをするならば…シンセリードを使ってベンディングテクニックを発達させたり。トリルをより高速に細かく入れてみたりも良いかもしれません。
鍵盤楽器も鍵盤によって音程が定められている楽器、だしギター以上に楽器の構造としては無個性と言っても良いかもしれないなぁと感じました。
本人は言及していませんがフレッテッドであるという事は音を連続的に取れない分、素早く正確に音程を取れる事も確かでそれはまた一つの強みにしていけば良いとも考えられます。
また逆にシンガーがフレッテッドに歌うアプローチ(オートチューンだったり、人力だったり)もしばしば散見されます。日本で有名所で言うと中田ヤスタカ手掛けるPerfumeなどはその点で一番有名な例と言えます。
つまり、その楽器を楽器たらしめている制約を乗り越えるようなアプローチは個性として消化していける部分なのでは無いでしょうか。
ギターの持つもう一つの制約、パターンで捉えられる事
歌の部分に関しては以上のアプローチでした。もう一つのアプローチの例として鍵盤楽器の様に左右の手が独立なパターンについての言及がありました。
アルバムThe Way ForwardからA Different Lightという曲に関しては、ループで流れているバッキングが、最初はピアノ(シンセ)でその後ギターで演奏されます。
このバッキングに関して、
ギターは指が五本しか無いからピアノの様なビッグなコードは押さえられない。そこはしょうがないんだけど笑、この曲ではハイブリッドピッキングを使う事でピアノのニュアンスを出している。またエフェクターに関してもレスリースピーカーを使っている(オルガンに使うエフェクトですね、ギターでもたまに使われます)んだ。
というコメントをしていました。体の軸に対して対象に使うのでは無く、右手の真ん中を軸にしてコードをプラッキングするイメージでしょうか。
またこの時の解説としてコードフォーム、そして弾く弦のパターンに関しては完全に一緒でギターは同じ型、パターンで色んな音程を出す事が可能です。
その点でラッキーなサウンド、アイデアが降ってきやすいという事にも言及していました。
クリニックにおいては3弦4弦の五度+レギュラーチューニングの開放1弦2弦をアルペジオにするというのを思いつきでやってくれました。
まとめ
それぞれの楽器の固有の表現を、自分の楽器の中でどう解釈するのか。そしてインストでは特に音程が連続でとれるリード楽器(歌、ヴァイオリン、管楽器等々)以外を使う場合、どう非連続な楽器に落とし込むのか。
ここがメインテーマになっていました。
異なる楽器とのインタラプトは今も、そして恐らく昔もインスピレーションの源泉として大事なのだなぁと。
今回の記事と関連して、ギターのリード、シンセのリードにメロディー奏をとらせる為の奏法に関しては必ずテクニックとして自分の中で昇華して記事にしたいなと思います。
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