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ghs BASS BOOMERS:おすすめベース弦 レビュー~音にパンチが出るテンション高めの弦~

久しぶりに愛用ベース弦から、再びベース弦探しの旅に出たので三年ほどスタンダードで使っていたghs stringsのニッケルワウンド弦ghs BASS BOOMERSをレビューしたいと思います。

半分備忘録ですね。ghs(ガス)と呼ぶらしいです。初めて知った。

普通の楽器屋さんでもそこそこ置いてあります。3000円以下で買える比較的リーズナブルな弦です。

ghs エレキベース弦 BASS BOOMERS/ベースブーマーズ ミディアム 45-105 M3045X

簡単にまとめるとパワーが欲しい、パンチが欲しい、太い音が欲しい。これ系の悩みのベーシストは一度試してみる価値があると思います。

使用ベーシスト

  • フリー(レッチリ)
  • 岡峰光舟(バックホーン)
  • ひなっち(ストレイテナー、ナッシングス他)
ここら辺ですね。共通点探っていくとギターがどっか行っちゃうんで何とか音圧ベースで出さないと!!!という人達です。マジでこの用途には最適です。何を隠そう私もその用途で使い始めまして。


この音源もこの弦を使ってレコーディングをしております。このバンド、ラウドにどんどん音楽性が寄って行くにも関わらず頑なにギターは一本、同期は使わないという縛りプレイをしていた為にベースで何とか音圧を出さにゃいかんな、という事で色々と試す事となりました。それこそ15種類ぐらい試したんじゃなかろうか。

そんな中でこの用途であれば確実に推せるベース弦がghs Bass BOOMERSです。
(ひなっちはシグネチャー弦が出て以降は使ってないっぽいです)

デメリット

先にデメリットを言っておきますと、完全に死んだ時の音が微妙。以上でございます。ぼわついたローぐらいしか出ない。

コンスタントにLIVEだったりベーシストとして気合の入ったRECをする訳でも無い、かといって全く演奏機会が無い訳でもなくすっとベースを手に取った時にそこそこまともな音をしていて欲しいという今の僕の欲求からはやや外れているのかなぁと。

今回完全に死ぬまでにライブ三本分のリハ(2時間×4×3=24時間)と本番はこなしてくれて、大体期間にして3か月とちょっとですか。ぶっちゃけ充分酷使していますねw

普通にベースしかやっていないプレイヤーなら十分な耐久力かと思います。で、新品張り立てからそこそこの半死にの状態は結構良いコンディションで耐えてくれます。
それではサウンドインプレッションを。



サウンド

低音に関してはBOOOOMって感じで来ます。悪く言うとやや輪郭がややぼやけていてボヤっとしている。良く言うと得体の知れぬ迫力がある。なのでバンドに演者が沢山居て本当にタイトなローエンドを、という人には向かないです。

ただ低音のタイトさは張りたてであれば結構ありますし、低音の迫力に関しては死んでも残り続きます。

この弦の美味しい所はミッドからトレブルまでですね。愛用のThumb bassと合わせてゴリゴリとミドルを出してくれます。弦をビーンと弾いたような弦鳴りもしっかり出してくれます。これはテンションがキツめであることも関係しているのでしょうか。

一人でドラムとベースで死ぬ気で音圧を出さなきゃいけないんだ!ギターとユニゾンして対等に音が出せるようにしたい、という事であれば圧倒的にこの弦をお勧めします。ビリーシーンシグネチャーの弦よりお薦め。

ステンレス系に近いブライトさも持ち合わせているし、パンチ…パンチしか言ってないなコイツ。本当にパンチがあるんですよ。スラップしてもピックで弾いても良し。張りたてはバインバインゴムまりのような音が出ます。1.5k~2.0kあたりのハイミッド~トレブルが地味に良い味を出してくれますので、二倍音辺りですねを歪みで目立たせる音作りとかはハマります(岡峰さんがこのパターン)。

個人的にやっていたのはマークベースのハイミッド、もしくはTCのRH750のハイミッドをガン上げして飽和感を出して歪み無しで攻撃的なベースサウンドを目指して作っていました。今でも好きな音の作り方ですね。

ステンレス系に近いブライトさと言いましたがフレットの音とかがギャンギャンでるようなトレブリーさは全く無いです。なので張りたてのサウンドが嫌いな人にもマッチすると思います。

使用感

テンションは割とキツイです。ダダリオとかに戻すと弦がヘナっとなって物足りなくなります。ヘッドがスラントしているベースでこう思うって事は結構なテンション感があるんでしょうね。

ただベースが鳴っている感じというのがダダリオに戻した瞬間少なく感じたので、ghsの弦自体ベース自体をしっかりと鳴らすような設計になっている、その結果のテンション感なのかもしれません。

触り心地はそこまでザラザラもしておらず、ベース弦の中ではややツルツルの方なのかな。

エンドには特に着色は無くブラス剥き出し、ヘッド側は赤い紙がまかれていて個人的には結構好きですね。


ピッキングが割と強めのタイプなので、しっかりと指を捉えてくれるようなテンション感とほどほどの滑り具合が気に入ってました。105~45のゲージがなんやで一番良いghsらしい音が鳴るように思います。

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フリーのシグネチャーモデルも出ております。列挙したベーシスト的にロック向けかと思いきや、海外のメタルバンドはバンド全体でghsのエンドースを受けていたりする物で、ギターに埋もれないベースサウンドを出したいバンドはghsを結構選んでいるようですね。

実際ブリブリっと勝手になるというよりかは、ボボボボっと鳴ってくれる感じで、ミドルがしっかり鳴ってくれるからこそ後段でドンシャリサウンドを作っても埋もれない、そんな印象があります。

勿論好き勝手音作りをしてバンドの屋台骨として弾き散らかすスタイルの方が一番マッチしているのは言うまでもなく笑、フレーズで多少遊ぼうがしっかりと支えてくれるはずです。

3ピースのバンドには特にお薦めです。


まとめ

ベース弦を探す時には、まずサウンドやフィールの面でコレ!という物を一度は探す事をお勧めします。その後用途やライブ機会、REC機会に合わせて節約したいなら長生きする弦を選んで行く形で…。

正直な話、ベース弦に関してはダダリオが標準とも言われますが、値段とクオリティを考えるとそこまで良いものでもないのかなと。

あと死に方に関しては正直人によって基準が違い過ぎるのでこればっかりは自分で張ってみるしかない部分ですよね。ギターよりもある程度死んだ状態が比較のデフォルトみたいな所もありますし。

このベース、いまいち鳴りづらいなぁって時。そして死ぬほどベースをぶっとく鳴らしたい時、ghsの弦お薦めです。(今ダダリオに戻した事を猛烈に後悔しているのは内緒)
ghs エレキベース弦 BASS BOOMERS/ベースブーマーズ ミディアム 45-105 M3045X





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