Primacoustic RX7:インシュレーターレビュー

スピーカー インシュレーター


報告

どーも!
前回のEVE audio SC205レビューの記事が好評を頂けて嬉しいTaktです。しっかり書くように心がけるとやはり読んで頂けるのだなぁと。あとリプライ等でリアクション貰えると本当に励みにになるんですよね…。
前回の記事の時にちょうど独自ドメインも取得しましたのでwww.taktmusicman.comでこのサイトに来れるようになりました笑

そしてみなさまの応援もあってか、2か月で1000PVも頂けたのでこの場を借りてお礼を言いたいと思います。ドメイン変更もあったので一緒にSEOの初歩の初歩だけ触ってきました。Amazonのアドでも申請してみようかな笑
まだまだ手探りの部分も多いかと思いますが、これからも気に入った記事は是非拡散の方をよろしくお願いします。

折角ですので少し記事の順番を変えて、つい昨日我が家に来たばかりのスピーカーインシュレーターについてレビューしてみたいと思います。

我が家の今までの状況

六畳の畳部屋に安いウッドカーペット、直接反射しそうな部分にグラスウール、天井は未加工といった形です。スピーカーと壁の吸音材との距離は30cmは確保。スピーカースタンドは一本八千円程度のハーキュレスの物です。畳on安いウッドカーッペットなどで地盤は少し緩め。ひょっとしたらピアノでも反響してるかもしれません。

スピーカー自体の設置方法はサイデラマスタリング様のブログが非常に分かりやすいのでそちらを是非。ツイーターの高さを耳に合わせる。正三角形を意識する。程度で確実に音が変わってきます。特にスピーカーと耳の高さを揃える!これ本当に大事ですよ!

今までインシュレーターはナットの物等自作した物は試しましたが、最近はスタンド付属のゴムの物で妥協して使用していました。机に直置きなら机の共鳴音が聴こえたりするのですが…うちのようにスピーカースタンドを立てた場合、机や卓に直置きよりかは遥かにまともに聴こえるので、この程度のインシュレータだと正直あってもなくても傾向が変わるだけで、質が変わることは無いかなぁと慢心していたのが正直な所です。ちゃんとした製品のインシュレーターも中々高くて試せませんしね。

しかしスピーカースタンドの間の床に足を置くと、ハッキリと振動が床に伝わっているのを感じていたのでアイソレーションの問題は発生しているという認識はありました。実際聞き取りにくい部分はありましたしね。中々沼な機材ですので、買うなら一発で決めたいなぁとか言いながら出費を惜しんでた所でした。

Primacoustic RX7とは

今回購入したこちらのPrimacoustic RX7とは最近ちらほら出てきた、スピーカーの下にどかっと置いて下の物体と完全に分離させるタイプのインシュレーターです。サンレコ一月号のスタジオ特集でも何名か使用してる方がいらっしゃいました。

公式ではリコイルスタビライザーと言ってますね。
以下Rock oN通販サイトから引用
スピーカーとスタンドから発生するレゾナンスを除去し~(中略) スピーカーコイルが前に押し出すエネルギーの反動(recoil)を抑えることにより、信号のアタック部が遅れることなく再生します、これによりサウンドは明瞭かつクリアーになります。
なんとなく言いたい事は分かったぜ。さてはお前直訳したな??
ちなみに購入からレビューまでのあいだこの説明書きは一切見てません。のでこの後書くファーストインプレッションはほんとにファーストインプレッションです。

やっぱり高い、新品だと1台一万三千円はしますね。今回Rock onさんにてサイバーマンデーセールの絡みもあり7インチサイズを中古でセット一万円で購入しました。

Primacousticのあのロゴは多くの自宅スタジオの動画や記事で見ていたのである程度信頼性はあるだろう、という事と、スパイク履いて大理石に載せてラッシングベルトで巻いて、みたいな大掛かりな事をしなくて良いというのも決め手です。

底面はふかふかのウレタン。真ん中に鉄を挟んでスピーカー接地面はゴムです。ふかふかのウレタンなんですけど。置くと全然沈みません。不思議。
このマークの入ってる部分が丸々鉄ですね。
鉄の上に貼ってあるのがスリップ防止ゴムですね。ウレタンがちょっと弱いのでほじると劣化します、多分。中古品なので多少仕方無いですが…

サウンド

さてお待ちかねのサウンド面のファーストインプレッション。
まだ一旦借り置きですが、スピーカーの距離を揃え直して…(比較の為にこれしない方がよかったかもしれない)。

まず曲を再生。音ちっさい!!なんで?音量ノブ全部同じなのに…っというぐらい低音の共振が抑えられているように感じます。とりあえず10dbほどあげました。

するとやっぱり音源の各パーツが前に出てくる訳なんですけども、以前よりリズムの輪郭がハッキリした事に気付きました。まぁ音量上げたら音質良くは聴こえちゃうので当たり前なんですけど、ギターのカッティングやパーカッションといった中域にいる物がメインでクッキリです。後ろのシーケンスなんかもクッキリです。

定位感が凄い

一旦音量を元に戻して…。
こんなに音大きかったっけ???

言ってる事逆じゃねーかって思うかもしれませんが本当なんです。オーディオやってる父と一緒に試聴していましたが音デカく感じると。
普段の音量上げた状態でのバランスというか、ハッキリクッキリ感が元の音量で感じられるといった所です。

音の情報量が十二分に感じられるので小さい音量で充分といった感じ。
ここら辺で定位が滅茶苦茶ハッキリし始めたのが分かり始めました。
特に極端に振ってない物の定位。例えばベースが少し左にずれている物。ツインボーカルの合いの手的に入ってくるパート。どこに居るか一発で分かりますね。

僕のリファレンス鉄板曲のEW&FのLet the feeling show。
フィリップベイリーのメインボーカルに対して、合いの手的に来るモーリスホワイトのボーカルが"ここ"に居ると分かりますね。微妙に右手にズレているんですけども。

ミックス内での全体的に明確な位置関係が把握できます。特に最早ラージアンサンブル並みに楽器数の多いSnarky puppyでも余裕で聞き分け出来ます。これは元々エンジニアがヤバいっていうのもありますけどね。

ダンス系やポップス、モダンメタルと一通り自分が聴くものを聞いて特に中心のキックとスネアのボーカル、曲によってはクラップの縦の重心がバチっと決まりますね。普通に聴いててスッキリバッチリします。

奥行き感

これはなんでか分からないんですけど。奥行きがハッキリ聴こえます。前後関係がハッキリするというのでしょうか。以前モニタースピーカーの記事においてリバーブによる空間演出が感じられると書きましたが、その空間の中でも明確に前と後ろが感じられますね。

これは自分の能力を上げるスピードアップに直結するかもしれない、実は一番大事な部分かもしれません。音を三次元に配置する事でカブりを少なくする。EQでハイを削ってコンプで頭を削って音を奥に配置…みたいな事ですね。理論的には理解してるんですけど、手に取るようにわかるというのが本当に便利というか。そもそも奥行きを楽しみながらリスニングするという楽しみが出来たというか、そんな感じです。

ここまであの説明部分を読まずに届いた当日に書いていたんですけど、メーカーの狙い通りといった感じですね。中々言い得て妙だったのかもしれません。

低域の整理

正直これを一番期待してたんですけど、分離は良くなった気がしますが、驚く程ではないです。むしろ他の項目の方が驚き過ぎて…。

ただベースのパンが明確に分かる時点で改善は確認できます。サブウーファー無しで5インチだと低域ではこの程度の再生が限度なのかもしれません。それでも充分パーツとしては聴こえますけどね。

特に薄くシンベが入っているのと、5弦ベースのLowB弦の聞き分けとかはハッキリします。ベースの旋律も不明瞭だった所もハッキリします。あと深めのゴーストノートも。
あれ、ちゃんと低域でも結構効果出てんじゃねーか…


そもそもインシュレーターって何

ここまでインシュレーターのレビューをしてきましたが、そもそもインシュレーターって何よって言う人向けに、音が変わるのは知ってるけど何でかは全く分からないという人向けに軽く僕なりの理解と解説を。

スピーカーの理想とされる設置方法を知ってますか?それはどの面にも設置せずに中空に浮かせる事です。無理ですねw
吊り下げ式のパーツが販売されているのはそちらが理想であるからです。
しかしながら吊り下げや、埋め込みが出来ないユーザーが殆ど、ということで。

なんとか接地面との干渉を避けたいと考えた時に設置面積を少なくしてスピーカーに返ってくる振動を減らすスパイクだったり。インシュレーターによって切り離したり、有効質量を増やすための大理石だったりする訳です。重たいものには振動はあまり伝わりませんからね。今回の製品では重たい鉄のプレートが入ってます。あと色んな材質がサンドウィッチされたインシュレーターは振動特性が様々な物を組み合わせる事で振動を伝えにくくしている役割があります。

そもそもなんで振動の伝播を気にするかというと、それは再生中のスピーカーを触ってみれば分かりますね。本人滅茶苦茶振動してます。空気を揺らすと同時に自らも揺れてしまうので、その振動が伝わって共振が発生し、その共振音が直接耳に届く事が最悪の状況であることは容易に分かるかと思います。またそういった振動が一度スピーカーの元を離れて、また返ってくると本来のスピーカー自体の振動とは別の振動が加わり、設計者が意図した振動をスピーカーがしなくなり音がぼやけると。特に低域の再生に影響があるということが言われています。高い周波数の振動はそもそも伝わりにくいですから、低域に作用するのも納得ですね。

しかしながら、今回レビューした内容として聴感上低域以外の部分の方が変化が大きいような書き方をしました。それは、マスキング効果によるものだと考えられます。ギターアンプの扱いを熟知している方は良く分かるかと思いますが、低域が大きくでると高域が聴き辛くなるなる現象ですね。特に音としてハッキリしていない低域を出している状態だと状況としてはよろしくないと。

簡単な説明としてはこんなものでしょうか。いまいち分かんないけど興味のある方は是非真面目な物理系の本を読んで勉強してみてくださいね。僕もちゃんと音の物理学を勉強したいなと常々思っていますが…


総評と与太話

このインシュレーターに販売価格ほどの価値があるのかと問われると今すぐに明確な答えは出ません笑
ですが今回のお買い物はインシュレータ沼に落ちるのが嫌だったので、オーテクなどの安価なインシュレータ購入を渋っていたという背景もありましたので、沼を完全に回避!っといった殊勲物の買い物だったかもしれないです。
高級インシュレーターが既に気になっていた方は是非試して欲しいです。
リスニング環境の向上という面で、必ず効果はあります。

今まで高級インシュレータの中でWell floatだけはたまたま何かのついでに試聴させて貰ってインシュレータで"変わる"という事だけはRock On梅田店で体感させて頂いた記憶があります。デザイン的にはWell floatの方が好きですけどね。通販でもテンポではRock oNの店員さんにはとても親切にして頂いて、とても気持ちよくお買い物出来ています。いつもありがとうございます。久しぶりに店舗の方にも向かいたいなぁ…
大阪住みの人はDTM始めたいなー程度の方でもめっちゃ対応してるよって店員の方が言ってたんで是非足を運んでみてはいかがでしょうか。凄く気さくで丁寧な方です。
一度渋谷店の方にも行ってみたいです。

敢えて文句を言うなら7インチ用の物なので大きくて邪魔という欠点はありますが…
大きいモニター買ってもそのまま使えるということで笑

ただインシュレータというものはピュアオーディオ会の方が特にお熱になっている分野で中々踏み出しにくい機材です。
うん十万するインシュレータもありますしね。

胡散臭い系の話を一つすると、デジタルオーディオにおいてデジタルのクロックが乱れるから再生機材にインシュレータをかますとかありますけども…10khzで振動している水晶に対してたかだか数10hzの振動が影響するのかとか…ディスクの読み取りならまだ分かるんですけどねぇ…、普段近似を使いまくっている理工系学生としては疑問に思う事案は沢山ありますね。

電力会社コピペとか、マイ電柱の話とか…。あ、でも電源は大事ですよ。我がホームスタジオでもそろそろ改善したい部分です。

インシュレーターのWebでの情報が非常に分かりにくく、またオカルトちっくになっているのは、インシュレーターに関する情報源がオーディオマニアの方発信の物が大多数であること。またオーディオマニアの方の中でもインシュレータによる音の傾向の違いを楽しんでいるのか、本来出るはずの音を求めているのか、その前提が明示されないまま、定義のハッキリとしない”良い音”を議論している点ではないでしょうか。あくまでも私見ですけどね。オーディオマニアやピュアオーディオ界は沼る事が趣味といった所もあるので外野がとやかく言うのも野暮かと思います。

ですがDTMをする方は音源の正確なバランスを知る事だったり、細かい音の変化を感じられるようにするだったり、比較的目的の方向が一緒かと思いますので、しっかりしたレビュー、レコーディングエンジニアのコメントや楽器屋さんの話を追えばそれなりの投資で必要な効果は実感出来るかなと。個人的にはセットで一万程度までなら全然投資して良い機材なのではないでしょうか。スピーカーモニタリングはどうしても部屋の残響が影響してしまうので最近はSonnorworksのReferenceを導入される方の方が多いかもしれませんが。


さて二回連続で、制作におけるモニタリング機材について記事を書いてきました。今回と前回の記事がみなさまのリスニング環境を整える一助になれば幸いです。やっぱり良い音で音楽を聴くと楽しいですしね。僕も耳に関わる部分と、手に触れる楽器の部分は投資を惜しまずに来たので成長する土台という部分では大分しっかりしてきたのかなぁと思います。

あとはスキルアップした部分を楽曲に昇華していく部分ですね。年明けから出来れば良いなぁと思ってはいますが、ただいま自分のバンドの為に曲を書き始めているのでそちらも公開出来れば良いなと思っております。

さて、次の記事としては本ブログ初のあ演奏系の記事を考えております。とあるオンライン教則をただいまこなしておりますので、区切りが着き次第記事にしたいと思います。
あと記事のリクエストもいくつか頂きましたのでそちらも書いていけたらなぁと思っております

最後まで読んで頂きありがとうございます。ではまた!



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